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BtoB向けGoogleアナリティクスアクセス解析【初心者編】

BtoB向けGoogleアナリティクスアクセス解析【初心者編】

Webサイトのアクセス解析ツールといえばGoogleアナリティクスが有名だと思います。

しかし、専業ではない建築業・製造業などのBtoB企業の方にとっては、どこを見たらいいのかわからない。それぞれのレポートが何を指しているのかわからないといった悩みを持っている方もいるかと思います。

今回は、Googleアナリティクスについて、基本的な見方とBtoB企業ですぐに確認出来るおすすめのレポート3つをご紹介します。

Googleアナリティクスとは

GoogleアナリティクスはGoogleが提供している無料で使えるWebページのアクセス分析ツールです。様々な角度からWebサイトを分析し、改善に役立てることが出来ます。

Webサイト全体の分析から、ユーザー属性の分析、ページ毎の分析など様々な情報を見ることが出来ます。

さらに、Google広告やGoogleサーチコンソールといったツールと連携することにより、より詳細なレポートを確認することも可能になります。

メリット

■無料で様々な機能が使える
Googleアナリティクスは無料で使える上、他のツールとも連携して使えばさらに詳細な分析が可能となります。

■ユーザー像を分析することが可能になる
Googleアナリティクスではサイトの分析だけでなく、サイトに訪れたユーザー像を分析することも可能です。ユーザーによるサイトやアプリの利用状況や、サイトに訪れたユーザーの行動分析など、分析に役立つ情報が得られます。

■データを活用したレポート作りが可能になる
Googleアナリティクスでは自分が必要な情報をカスタムして表示することができ、さらにデータを抽出することも可能なので、サイトの状況を周囲に瞬時に共有することが出来ます。

Googleアナリティクスによるデータ分析

ディメンションと指標について

■ディメンション

ディメンション

 

ディメンションとは、知りたいデータの項目名のことを指します。アナリティクスの左項目の(ユーザー、集客、行動、コンバージョン)はそれぞれのディメンションごとで分けられています。
(例:参照元/メディア)

■指標

指標

 

指標とは、ディメンションに対して知りたい数値のことになります。一般的なレポートでは、1つのディメンションに対して複数の指標を組み合わせることが多いです。
(例:ユーザー、セッション、平均ページ滞在時間、直帰率、目標の達成)

レポートについて

Googleアナリティクスでは左メニューからレポートを選択し、確認することが出来ます。
それぞれのレポート[概要]でレポートの全体像が見ることができます。

①リアルタイム・・・リアルタイムのサマリーレポートでは過去 5 分以内にアナリティクスにヒットを送信したユーザーなどを計測して表示できます。このレポートでは上位10件の参照元、アクティブページ、ソーシャル関連のトラフィック、キーワードなどを確認出来ます。

②ユーザー・・・ユーザーのサマリーレポートでは、Webサイトに訪れたユーザーに関する情報を計測して表示できます。このレポートではWebサイトの訪問数や滞在時間、さらにデバイス、地域などを確認することができます。

③集客・・・集客のサマリーレポートではユーザーがどのような方法でサイトを訪れたかがわかります。このレポートでは、自然検索や広告、メールなどユーザーがサイトに訪れるために行った行動を確認することができます。

④行動・・・行動のサマリーレポートでは、ページに関する情報を計測して表示できます。このレポートではサイト全体のページビュー数や直帰率、どのページがよく閲覧されているかなどサイト内での行動がわかります。

⑤コンバージョン・・・コンバージョンのサマリーレポートでは、設定した目標に関する情報を計測して表示できます。このレポートでは指定した機関の目標の完了数ややコンバージョン率など、成果に関する情報がわかります。

BtoB向け、すぐ確認できるおすすめレポート

どのデバイスから自社サイトを見ているか確認する

左メニューの[ユーザー]>[モバイル]>[概要]から、サイトに訪れたユーザーがどのデバイスから見ていたのかがわかります。

デバイスレポート

BtoB企業の場合、情報収集にPCから閲覧することが多くなる傾向があります。
そのためPCからの閲覧がどのらいの割合の人から見られているか確認してみると良いです。しかし、勤務時間外にスマートフォンを使って情報収集をしている人もいるので、PCが多いから良い、スマートフォンが少ないから悪いというわけではないと思います。

例えば、デバイスによって直帰率に偏りがあったりする場合はユーザビリティに問題がないか、モバイルファーストになっているかなどを確認しましょう。

どういった経路でサイトを訪れたのかを知る

左メニューの[集客]>[すべてのトラフィック]>[チャネル]から、サイトに訪れたユーザーがどうやってサイトを見つけたのか、訪れる前の行動を知ることが出来ます。

チャネル分析

以下がGoogleアナリティクスで確認することができるチャネルとなります。

・Organic Search・・・自然検索からの流入
・Social・・・ソーシャルメディアからの流入
・Direct・・・直接URLなどを入力して流入
・Paid Search・・・検索広告からの流入
・Display・・・ディスプレイ広告からの流入
・Email・・・メールからの流入
・(Other)・・・その他の流入

BtoB企業の場合、例えば展示会などで会社を知った企業は検索窓から企業名を入力するか、URLを入力して調べる可能性が高いため、”Organic Search”と”Direct”の数値に注目してみるという活用方法があります。

どのページが多く見られているか確認する

左メニューの[行動]>[サイトコンテンツ]>[すべてのページ]から、どのページにユーザーが訪れたのか、どれだけの時間見られていたかなどが確認できます。

ページディレクトリ分析

BtoB企業は検討期間が長い傾向にあるため、お問い合わせまで行かず離脱していても後日再度訪問してお問い合わせに繋がるケースもあります。
ただ、ページのセッション数が多くても、直帰率が高かったり平均ページ滞在時間があまりに短い場合は、改善を検討すると良いと思います。

まとめ

今回はGoogleアナリティクスの基本的な見方と、デフォルトで見れるレポートでBtoB企業に役立つ情報が確認出来る場所をご紹介しました。

今回はGoogleアナリティクスで最初から搭載されているレポートからの情報のみでしたが、他のGoogleのツールなどと連携させれば、さらに詳しい情報も組み合わせて確認することが出来るようになります。

まずは、Googleアナリティクスのアカウントを開設し、記事内で紹介した項目などを確認してみると良いでしょう。