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【パルステック工業株式会社様】製造業におけるメール配信と海外向けのLP制作【展示会インタビュー】

【パルステック工業株式会社様】製造業におけるメール配信と海外向けのLP制作【展示会インタビュー】

7/5(水)~7日(金)まで愛知県で開催された「人とくるまのテクノロジー展2023 NAGOYA」にDMカードジャパンも出展いたしました。

そこで今回は、同展示会に出展していたパルステック工業株式会社様に取材を行い、展示会についてのことや、取り組んでいるデジタルマーケティングについてうかがいました。

■会社情報

会社名パルステック工業株式会社
事業内容電子応用機器・装置の製造および販売
サイトURLhttps://www.pulstec.co.jp/

■出展内容

出展製品

X線残留応力測定機

 

使用目的

部品の加工後の寸法変化、熱処理による亀裂や割れ、処理後の強度確認、余寿命の調査など

製品の特長

1)ポータブル(持ち運びしやすく安価)
2)測定時間が短い

製品について

X線残留応力測定機は12年もの販売実績を持ちます。

一般的な残留応力測定器は冷蔵庫2台分ほどの大きさになるため、本製品のサイズは希少です。
また、ポータブルで三脚を取り付けて運んだり、ロボットアームの先端に取り付けて全自動で測定したりできます。

従来品は大きな残留応力測定器に設置して測定していましたが、本製品は持ち運びができるため計測のハードルが低くなったことと、比較的安価であることから、アメリカやヨーロッパ、日本などに加え、中国や台湾、韓国の他、タイ、ベトナムなどのメーカーでも導入がしやすい製品となっています。
事実、現在までに500台以上の販売実績の中で、日本を除くアジア向けには30台ほど販売されています。

■ターゲット層に合った展示会に出展することで、効率の良いリード獲得を

今回、パルステック工業株式会社(以降、パルステック工業)が「人とくるまのテクノロジー展2023 NAGOYA」に出展した理由としては、公益社団法人自動車技術会が主催している展示会だったことから、車の製造に関する展示品がメインで、パルステック工業の製品のターゲットも多く来場していたため、多くの引き合いが期待できそうだったからとのことです。

そして今回の展示会出展の目標は、一定数の白地顧客の獲得とのことです。

まだ自社を知らない層や、名前は知っているけれど詳しい情報は知らない、潜在層へのアピールの場として展示会は重宝されており、その中でも今回の展示会は自動車の製造に関することに限られていたため、ピンポイントでターゲット層のリードを獲得することが出来ているようです。

■メール配信による1万件ものリストへ事前告知

パルステック工業では、現在1万件ほどあるメール配信リストへ向け展示会の事前告知を行っているそうです。

利用しているメール配信システムの結果を見ると、開封率としては30%で、そのうちクリック率は15%※とのことです。
※0.3*0.15=0.045なので4%くらいはクリックされていることになります。

<メール配信内容について>

メール配信の内容としては、動画をYouTubeにアップしてメールにリンクを貼りつけたり、ホワイトペーパーのDLを促すようなものになっています。
ただし、メールを送るだけになってしまっており、その後再度アクションを促すような施策は行えていないそうです。

利用しているメール配信システムでは開封率とクリック率しか結果が見れないため、メールを送った結果どのくらい興味を持ったのか、製品を購入したかなど詳細な結果がわかるようなシステムがあればと思っているそうです。

また、名刺情報はメール配信システムに追加して終わってしまっているそうなので、さらなる活用も希望されていました。

名刺情報の活用方法として、展示会後のサービス案内やCRM,SFA,MAといったツールに情報を入れて、過去の取引があったかなど営業の管理に使用する方法が一般的だと思います。

また、メール配信後は開封率やクリック率だけでなく、GA4などを使用し、メールからWebサイトへ集客したユーザーの行動を分析し、CVまでの導線の見直しや、反応を見て内容を改善していくといった行動が効果的です。

■英語版LPを使って海外向けの販促を

X線残留応力測定機は英語圏にも販売実績がありますが、代理店の問題もあり、アジア圏と比べうまく販促ができていないという課題を抱えていました。
そこで、英語版のLPを作成して海外メーカーや代理店にPRしていく施策を実行しているそうです。

<英語版LPを作成するうえで注意していること>

英語版LPの制作はデザイン面で苦労しているそうです。

経験則として、日本版のLPでは長文の製品説明を書いても最後まで読んでくれることが多い傾向にありますが、一方で英語版では細かなスペックよりも『何ができるのか』を重視しているように感じるそうです。

例えば、『ポータブル』『(物質の測定が)スピーディ』というキーワードを効果的に見せることで、英語圏では興味を持ってくれる人が多い。そのため、直感的にイメージが伝わるサイトを作ることが重要だと考え、制作に取り組んでいるそうです。

<英語版LPの集客について>

英語版LPは1ページ制作予定ですが、SEOで集客することはあまり期待しておらず、Web広告を活用する予定だそうです。

特に、ディスプレイ広告であればWebサイト上の広告枠に掲載ができるため、あまり検索をしない人であっても広くPRができるため、今回はディスプレイ広告を検討しているとのことです。

SEOでWeb集客をするには、質の良いコンテンツ制作を長期的に続けていくことが必要になるため、短期的な集客のためにWeb広告を活用するのは有効だと思います。

さらにディスプレイ広告は、画像を使った訴求が可能なため、視覚的に製品を見せることが出来る製造業においても効果的な場合もあります。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告はGoogleのパートナーサイトで配信できるほか、Microsoftが運営するBingでも2022年5月からWeb広告が配信可能になりました。

特にBingはBtoB企業や製造業に向いていると言われています。Windows10以降はデフォルトでBingをベースとしたEdgeのページが設定されてあるほか、企業内で使用されるパソコンは、セキュリティ面や社内ルールによってブラウザーはEdgeで検索エンジンはBingに指定されている場合があるためです。

<海外向けLPの制作もDMカードジャパンにおまかせ>

DMカードジャパンでは、海外向けLPの制作実績もあります。

ポイント1:好まれるデザインに合わせる

インタビューの中にもありましたが、LPやWebサイトのデザインの好みは国によって大きく異なります。

ユーザーの感性に働きかけることができなければ、ただ”異なる言語で作っただけ”のLPが出来上がるだけで留まりますので、求められるデザインやテキスト量、ギミック(フェードインなど動きのあるデザイン)など「作るだけ」のページではなく、お客様の海外ビジネス戦略と伴走した制作を行うため、対象となる国に適したデザインをご提案し、構築する必要があります。

ポイント2:国ごとに適したサーバ選び

それ以外にも、LPを設置するサーバ選びも重要な要素です。
ご存知の通り、今のSEOにはページが開くまでのスピードも上位表示されるための要素の一つとなっており当然、LPの対象とする国内にあるサーバにLPを配置するほうが、表示速度が早くなります。

海外版ページは海外サーバに配置することも、集客には非常に重要な要素です。

ポイント3:専門用語に対応した翻訳

製造業の海外向けのWebサイトやLP制作の軸はもう一つ”翻訳”です。
専門用語が多く用いられる文章は、単純に翻訳しただけでは全く意味が通じない文章となってしまい、ユーザーに対して信頼性を損なうこととなります。

弊社では、製造業界に従事した経験を持つスタッフが対応いたしますので、製造業の海外向けLPを制作する際に課題となる専門用語の翻訳を高いクオリティでご提供できます。

ポイント4:海外独自の検索エンジンへのWeb広告運用

さらにGoogle以外にも、百度(Baidu:中国)、NAVER(韓国)などを中心とした海外独自の検索エンジンにおけるWeb広告運用も行っているからこそ、LP制作と広告運用をセットで行うこともできるため、制作から集客までをワンストップでお任せいただけます。

国内だけでなく、海外向けに販促を行いたい方はぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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