2023年3月(一部2023年2月)の間に発表があったWEB広告メディアのアップデート情報をいくつかピックアップしました。
参照元サイトは英語版のみの場合もあります。
■Yahoo!広告
『【ディスプレイ広告(運用型)】推定コンバージョンの導入』
参照元:https://ads-promo.yahoo.co.jp/support/release/30401996.html
推定コンバージョンとは、測定可能なデータを用いてモデルを構築し、測定できないコンバージョンを推定するものです。
推定コンバージョンの導入は以下のようなメリットがあります。
- プライバシー保護規制などにより測定できていなかったコンバージョンデータが可視化されるため、より正確な広告評価が可能に
- コンバージョンデータの増加により、広告配信や広告効果の最適化向上が期待でき、更にOS・ブラウザーごとの配信評価がより正確になり、自動入札の精度が高まる
『【ディスプレイ広告(運用型)】レスポンシブディスプレイ広告の配信可能上限数引き上げ』
参照元:https://ads-promo.yahoo.co.jp/support/release/30415130.html
1つの広告グループ内で同時に配信設定をオンにできるレスポンシブディスプレイ広告の件数が最大3件から、最大6件に増加しました。
■Google広告
『AIを活用した検索広告の自動作成アセットを発表』
参照元:https://support.google.com/google-ads/answer/13352636
自動作成機能はキャンペーン単位で有効にできます。
有効にすると、指定したアセットと、広告の独自のコンテキスト(ランディング ページなど)に基づいて生成された新しいアセットの最適な組み合わせが自動的に生成され、レスポンシブ検索広告に表示されます。
これにより、新しいアセットを追加する時間の短縮が期待できます。
また、この変更の一環として、次の改善が実施されます。
- 広告の有効性の評価では、自動作成アセットと既存のアセットの両方が考慮されます。
- 自動作成アセットでは、パフォーマンスの向上が見込まれる場合、広告主様から提供された情報(キーワードなど)に基づいて広告見出しがカスタマイズされ、検索語句との関連性が高まります。
- 広告に含めたくない自動作成アセットは削除することもできます。
■Microsoft広告
3月のアップデート情報は以下のページで発表されています。
『コードなしでカスタムコンバージョンの設定が可能に』
UETタグ(Universal Event Trackingタグ)の設定画面でMicrosoft広告向け「Microsoft Clarity」を有効にすることで、コーディングなしでイベントごとのコンバージョントラッキングが設定できるようになりました。
『UETタグの削除が簡易化』
UETの設定画面で、未使用のタグを削除することが可能になりました。
なお、タグを削除できるのは以下の場合のみです。
- コンバージョンゴールやオーディエンスに関連付けられていない場合
- 他のアカウントと共有されていない場合
『カスタムコンビネーションの機能の実装』
以下のオーディエンスタイプの組み合わせリストを作成できるようになりました。
- カスタマーマッチ
- カスタムオーディエンス
- リマーケティング
- ダイナミックリマーケティング