2023年4月(一部2023年3月)の間に発表があったWEB広告メディアのアップデート情報をいくつかピックアップしました。
参照元サイトは英語版のみの場合もあります。
■Yahoo!広告
『【検索広告】地域ターゲティングの地域判定条件の一部廃止について』
参照元:https://ads-promo.yahoo.co.jp/support/release/30420848.html
5月以降、検索広告の地域ターゲティングにおいて、一部地域判定条件が廃止されます。
①配信地域判定:検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域
<引き続き使用できる条件>
・ユーザーの所在地、検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域
・ユーザーの所在地
②除外地域判定:ユーザーの所在地、検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域
<引き続き使用できる条件>
・ユーザーの所在地
また、自動移行では対象の判定条件を以下のとおり変更されます。
①配信地域判定
(変更前)
検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域
(変更後)
ユーザーの所在地、検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域
②除外地域判定
(変更前)
ユーザーの所在地、検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域
(変更後)
ユーザーの所在地
この変更に関するスケジュールは下記になります。
・2023年5月17日(水)
廃止予定の判定条件の新規設定が不可に。廃止予定の判定条件を設定したキャンペーンを編集した場合、判定条件を変更しないと編集を保存できなくなります。
・2023年5月22日(月)
キャンペーンに設定した廃止予定の判定条件を、システムで別の設定へ変更します。
・2023年5月24日(水)
廃止する判定条件が、広告管理ツールおよびキャンペーンエディターから削除されます。
■Google広告
『広告のアトリビューションモデルにおける「ファースト クリック」、「線形」、「減衰」、「接点ベース」が廃止』
参照元:https://support.google.com/google-ads/answer/13427716
この背景としては、現在Google広告で自動入札に使われるコンバージョンには、データドリブン アトリビューション モデルが最も多く使用されており、今回廃止となる「ファースト クリック」、「線形」、「減衰」、「接点ベース」の仕様率は3%を下回っています。
そのため、使用率の低い4種類のサポートが終了となります。
この変更に関するスケジュールは下記になります。
・2023年6月以降
Google 広告で、ファーストクリック、線形、減衰、接点ベースのアトリビューションモデルが廃止されます。
・2023年9月以降
廃止するアトリビューションモデルを使用している場合、「データドリブン」に移行されます。
データドリブン アトリビューションの使用を希望されない場合は、「ラストクリック」モデルを使用できます。
■Microsoft広告
『オーディエンス広告の入札戦略をアップデート』
4月24日以降、新規作成されたキャンペーンで手動CPCが利用できなくなります。
なお、手動CPCで設定されているキャンペーンは4月28までにeCPCへ自動で変更されます。
拡張クリック単価は以下のようなメリットがあります。
- 広告グループの入札額を設定すると、リアルタイムで入札額が自動で調整され、コンバージョンの可能性を高めることができます。コンバージョンの可能性が高いオークションでは入札額が高くなり、コンバージョンの可能性が低いオークションでは低くなります。
- 設定した入札額がベースにしつつ、オークション時にパフォーマンスを最大化し、より多くのコンバージョンを獲得するために最適化されます。
- eCPCを使用する場合、平均CPCは設定した基本入札額を超えることはありません。
- eCPCは、検索クエリ、入札修飾語、場所、デバイス、広告コピーなど、さまざまなオークションシグナルを使用して、最良の結果を導き出します。
- eCPCは、調整を適用する前に、入札管理ツールによって設定された入札を起点として使用します。
■Instagram広告
『リマインダー広告と検索広告を発表』
参照元:https://business.instagram.com/blog/reminder-ads-and-ads-in-search-results
Instagram広告でリマインダー広告と検索結果での広告の2つの新しい広告が登場しました。
画像引用元:https://business.instagram.com/blog/reminder-ads-and-ads-in-search-results
・リマインダー広告
利用者が関心を持ちそうな今後のイベントや発売予定の告知、リマインド、通知を簡単に行うことができます。
今後行われる予定の認知度アップ、期待感、検討機会の増加に役立ちます。
・検索結果での広告
検索結果から投稿をタップすると表示される、スクロール可能なフィード内に表示されます。
ビジネス、商品、コンテンツを積極的に探している利用者にリーチするのに役立ちます。