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2024年10月の主要WEB広告メディアアップデート情報まとめ

2024年10月の主要WEB広告メディアアップデート情報まとめ

2024年10月(一部2024年9月)の間に発表があったWEB広告メディアのアップデート情報をいくつかピックアップしました。

参照元サイトは英語版のみの場合もあります。

■Google広告

『「AIによる概要」に広告表示開始』

参照元:Google Ads & Commerce Blog – New ways for marketers to reach customers with AI Overviews and Lens

Googleは「AIによる概要」と「Googleレンズ」において、広告掲載機能を実装したことを発表しました。

「AIによる概要(AI Overview)」とは、ユーザーがすばやくGoogle検索して、Web上のあらゆる情報を探索できるようにするものです。2024年5月に公開し、8月には日本語にも対応しています。

例えば、Googleで「ジーンズの草のシミを落とすにはどうしたらいいですか?」検索すると、シミ抜き剤などの情報が提供され、さらに関連するショッピング広告が表示されるようになります。

「AIによる概要」に表示される広告は、モバイルユーザー向けに米国で展開されます。また、「Googleレンズ」に表示される広告もモバイルユーザー向けで、一部の国(日本を含むかどうかは不明)で年末までに展開されると発表されています。

『YouTubeの動画を一時停止すると広告を表示する仕組みが利用可能に』

参照元:YouTube confirms your pause screen is now fair game for ads – The Verge

Googleは2023年にYouTubeで限られた広告主を対象に一時停止広告の試験運用を開始しましたが、すべての広告主に広く展開されることが明らかになりました。

これにより、YouTubeの無料視聴ユーザーは、スキップできない動画内広告に加え、動画を一時停止した際にも広告が表示されるようになります。

■Yahoo!広告

『【Yahoo!広告】アカウントの契約当事者の統一について』

参照元:LINEヤフー for business -【Yahoo!広告】アカウントの契約当事者の統一について

LINEヤフー株式会社の「Connect One」構想実現に向けた取り組みの一環として、Yahoo!広告における契約形態にかかわらず、契約当事者を「広告主」へ統一しました。
また、この変更に伴い、広告取扱基本規定が改定されました。

現在、代理店契約を締結しているアカウントについては、改定後の広告取扱基本規定への同意が必要となります。
なお、改定後の規定への同意完了後も、広告代理店・広告主ともにYahoo!広告の利用範囲について変更の予定はありません。

『【ディスプレイ広告】広告入稿仕様の一部変更』

参照元:LINEヤフー for business -【ディスプレイ広告】広告入稿仕様の一部変更について

Yahoo!広告のディスプレイ広告で、入稿の仕様が一部変更しました。

■ディスプレイ広告(共通)

  • カルーセル広告におけるタイトルの一部省略
  • マルチバイト文字を使用したURLのpunycode変換:マルチバイト文字(1文字を2バイト以上で表す文字)を使用した場合はドメイン部分が自動で半角英数字のコードに変換される

■ディスプレイ広告(運用型)

  • カルーセル広告において、説明文に入力できる最大文字数を38文字から40文字に変更
  • レスポンシブ広告作成時に選択できるボタン文言に以下を追加
    • ゲームプレイ
    • アプリを利用
    • 音楽を聴く
  • 「アプリ訴求」目的キャンペーンにおける入稿制限の緩和と表示改善

■ディスプレイ広告(予約型)

  • カルーセル広告に関する「広告掲載基準」の変更

『【検索広告】検索クエリーレポートおよび対象外キーワードへの表記修正適用』

参照元:LINEヤフー for business -【検索広告】検索クエリーレポートおよび対象外キーワードへの表記修正適用について

検索クエリーレポートと対象外キーワード登録において、誤字脱字などの明らかな入力間違いがある検索が行われた場合、入力間違いを表記修正し、適切な検索クエリーに集約されます。

※2024年11月7日(木)から順次適用開始予定です。

■検索クエリーレポート、検索クエリー一覧

〈表記修正例〉

検索クエリー検索結果に表示される際の検索クエリー検索クエリーレポート・一覧での表示
やほーYahooYahooに集約されて結果が出力される
自動車保健自動車保険自動車保険に集約されて結果が出力される

■対象外キーワード

対象外キーワードへ正しい語句を登録した場合、明らかな入力間違いも除外されるようになります。

〈表記修正例〉

対象外キーワードに登録するキーワード除外される検索クエリー
Yahoo・Yahoo  ・やほー
自動車保険・自動車保険  ・自動車保健

※対象外キーワードに「やほー」を登録しても「Yahoo」は除外されません。
※表記ゆれや他の意図を含む可能性があるクエリー(英訳と翻訳など)は対象外です。

『【ディスプレイ広告(運用型)】オーディエンスリスト「広告アクションユーザー」 機能改善』

参照元:LINEヤフー for business -【ディスプレイ広告(運用型)】オーディエンスリスト「広告アクションユーザー」 機能改善のお知らせ

オーディエンスリストターゲティングのオーディエンスリスト「広告アクションユーザー」において、「広告アクションデータソース」で設定可能なキャンペーン数が1件から50件に拡大されました。

■Microsoft広告

『【ディスプレイ広告】入札戦略とターゲティングオプションが追加』

参照元:Microsoft Advertising blog – Performance Max updates and other updates for October

ディスプレイ広告で使用できる入札戦略と、ターゲティングのオプションが追加されました。

  • 入札戦略
    • 手動CPM
    • 拡張クリック単価(拡張CPC)
    • コンバージョンを最大化しCPAを目標にする
  • オーディエンス ターゲティング
    • 購買意向の強いユーザー
    • 動的リマーケティングリスト
    • カスタム オーディエンス
    • 組み合わせリスト
    • LinkedIn プロフィールターゲティング
    • 予測ターゲティング
    • インプレッションベースのリマーケティング(パイロット版)

『PMAX キャンペーンで検索語句レポートが対応』

参照元:Microsoft Advertising blog – Performance Max updates and other updates for October

Performance Max キャンペーンでアップデートがありました。

  • 検索語句レポートのサポート開始
  • アセットグループ単位のURLルールが利用可能に(10月中旬にパイロットとして)

また、ブランド除外の指定も引き続きサポートし、動画アセットのサポートや新規顧客獲得目標の設定など、今後もさらに多くの機能が追加される予定ということです。

『オーディエンス広告のアップデート』

参照元:Microsoft Advertising blog – Audience Ads releases and other updates for September

Microsoft広告において、オーディエンス広告のアップデートが発表されました。

  • 入札戦略、ターゲティングオプション、コンバージョントラッキングなど、ディスプレイ広告と動画広告をカスタマイズするオプションを追加。
  • ネイティブ広告にビジネスロゴとCTA(Call To Action:行動喚起)文言を追加可能に。
  • Microsoft広告プラットフォーム(P-MAXを含む)で、IAS検証の利用が可能に。
    あらゆる入札戦略でネイティブ広告、ディスプレイ広告、ビデオ広告の視認性、無効なトラフィック、ブランド セーフティと適合性を確認するために IAS検証を使用できるようになりました。
    IAS (Integral Ad Science):メディア計測と最適化のプラットフォーム

 

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