DMカードジャパン(株)が運営するBtoBに特化したデジタルマーケティングブログ

2024年12月の主要WEB広告メディアアップデート情報まとめ

2024年12月の主要WEB広告メディアアップデート情報まとめ

2024年12月(一部2024年11月)の間に発表があったWEB広告メディアのアップデート情報をいくつかピックアップしました。

参照元サイトは英語版のみの場合もあります。

■Google広告

『誤解を招く広告のデザイン(不実表示)に関するポリシーを更新』

参照元:Google広告ポリシー ヘルプ – 不実表示: 誤解を招く広告のデザインに関するポリシーの更新についてGoogle広告ポリシー ヘルプ – 不実表示

Google広告において、誤解を招く広告のデザインに関するポリシーの更新が発表されました。

◆操作していることがユーザーにわかりにくい広告は制限される

  • 機能がはっきりと説明されていないイメージ広告内の独立したボタン
  • 周囲の広告コンテンツと比べて視認性が不釣り合いであるイメージ広告内の独立したボタン

2025年1月23日に適用が開始され、約8週間かけて完了します。
ポリシーに違反しても、アカウントが直ちに強制停止されることはありません。アカウントが強制停止される場合には7日前までに警告が届きます。
制限の対象となる広告がある場合は 2025年1月23日までに削除するようお願いいたします。

『カスタマー マッチのポリシーを更新』

参照元:Google広告ポリシー ヘルプ – カスタマー マッチ ポリシーの更新

Google広告において、カスタマー マッチのポリシーを更新しました。このポリシーは、検索、ショッピング、ディスプレイ、YouTube、Gmail のキャンペーンでカスタマー マッチを使用する広告主に適用されます。

◆ユーザーに損害を与える可能性またはユーザー エクスペリエンスの低下を招く可能性がある広告の広告主はカスタマー マッチを利用できなくなる

  • ユーザーからのフィードバック
  • 不正行為の蔓延度または深刻度
  • カスタマー マッチのポリシー違反の繰り返し

2025年1月13日に適用が開始されます。
ポリシーに違反しても、アカウントが直ちに強制停止されることはありません。アカウントが強制停止される場合には7日前までに警告が届きます。

『YouTubeショート動画広告オプション追加へ』

参照元:Google Ads & Commerce Blog – Increasing the power of engagement and creators on YouTube

Google広告は、デマンドジェネレーションキャンペーンでYouTubeショート動画広告向けの新しいオプションの追加をしました。

◆ステッカー広告

商品フィードの画像から自動的にステッカー作成されます。

◆アニメーション画像広告

フィードから商品画像を取得し、アニメーション化したイメージ広告を配信できるようになりました。

『Ads Creative Studio が終了へ』

参照元:Ads Creative Studio Help – Ads Creative Studio planned to sunset in Q1 2025

2022年7月にリリースされ、ディスプレイ広告や動画広告のクリエイティブ管理プラットフォームとして利用されていた「Ads Creative Studio」が、2025年3月末をもってサービスを終了することが発表されました。

提供終了までのスケジュールは以下の通りです。
・2024年10月28日:新規アカウントの作成不可
・2025年1月17日:既存プロジェクトの重複を含む新規プロジェクトの作成不可
・2025年3月末:サービス終了

■Yahoo!広告

『【ディスプレイ広告(運用型)】動的ディスプレイ広告 「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」の提供終了』

参照元:LINEヤフー for business -【ディスプレイ広告(運用型)】動的ディスプレイ広告 「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」の提供終了について

動的ディスプレイ広告のオーディエンスリストの設定において、「商品閲覧履歴のないユーザーにも配信」および「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」の選択肢が廃止されます。提供終了時点で「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」を設定している場合は、自動的に「オーディエンスリストを指定して配信」に変更されます。

動的ディスプレイ広告 「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」の提供終了前動的ディスプレイ広告 「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」の提供終了後

〈提供終了日以降の設定項目〉

設定項目配信対象
全てのユーザーに配信全てのインターネットユーザー(「商品閲覧履歴のあるユーザー」、および「商品閲覧履歴のないユーザー」)
オーディエンスリストを指定して配信指定したオーディエンスリストに合致する全てのユーザー(「商品閲覧履歴のあるユーザー」、および「商品閲覧履歴のないユーザー」)

※現在の「商品閲覧履歴のないユーザーにも配信」と配信対象は同様です。
※提供終了は2025年2月13日を予定しています。

『【ディスプレイ広告(運用型)】スマートフォン版ブランドパネル枠に動的ディスプレイ広告の配信を開始』

参照元:LINEヤフー for business -【ディスプレイ広告(運用型)】スマートフォン版ブランドパネル枠に動的ディスプレイ広告の配信を開始

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)において、スマートフォン版ブランドパネル枠での動的ディスプレイ広告の配信が開始されました。

スマートフォン版ブランドパネル枠とプライムカバー枠の掲載位置

動的ディスプレイ広告は、広告管理ツールでキャンペーンを新規作成する際に、「商品リスト訴求」目的が表示されないアカウントでは利用できません。

『【検索広告(ショッピング)】検索連動型ショッピング広告でPC・タブレット向け配信に対応』

参照元:LINEヤフー for business -【検索広告】【検索広告(ショッピング)】検索連動型ショッピング広告のPC・タブレット向け配信とデバイスターゲティング対応について

検索広告(ショッピング)の検索連動型ショッピング広告(SSA)において、以下の機能に対応しました。

■PC・タブレットへの配信

提供中のスマートフォンに加えて、PCおよびタブレットへの配信に対応し、全てのデバイス(端末)にSSAを配信可能となりました。

検索連動型ショッピング広告でPC・タブレット向け配信

■デバイスターゲティング

SSAのキャンペーン単位で、デバイスターゲティングに対応し、入札価格調整率もデバイスごとに設定できます。

※実施日:2024年12月11日(水)

『【検索広告】広告管理ツール改善』

参照元:LINEヤフー for business -【Yahoo!広告】広告管理ツール改善内容のご紹介(2024年11月分)

■キーワード選択後にマッチタイプの変更が可能に

検索広告において、キーワード作成画面などでキーワードを追加した後、各キーワードのマッチタイプを変更できるようになりました。

〈対象画面〉

  • キーワード作成画面
  • 対象外キーワード作成画面
  • 対象外キーワードリスト作成画面
  • キャンペーン作成画面(「その他」エリアの対象外キーワード欄)
  • 広告グループ作成画面(「その他」エリアの対象外キーワード欄)

キーワード選択後にマッチタイプの変更が可能に

■検索クエリーを対象外キーワードに追加する操作の改善

〈対象画面:検索クエリー画面〉
一覧に表示された検索クエリーを、「引き当てられたキャンペーン・広告グループ」の対象外キーワードとして追加できるようになりました。

検索クエリーを対象外キーワードに追加する操作の改善

『【検索広告】オークションランクの構成要素における指標の変更』

参照元:LINEヤフー for business -【検索広告】オークションランクの構成要素における指標の変更について

■オークションランクの構成要素を計算する指標の見直しについて

Yahoo! 検索広告において、広告の関連性の精度向上のため、オークションランクの構成要素を計算する指標の見直しを行います。この変更に伴いクリック数やクリック率、インプレッションシェア損失率など、アカウントの各種数値が変動する可能性があります。

オークションランクの構成要素を計算する指標の見直しについて

オークションランクの各構成要素は、指標(非公開)を用いて計算されています。オークションランクの構成要素は、これまでどおり変更ありません。ただし、構成要素の計算指標見直しに伴い、ヘルプ内の表記を変更しました。

〈ヘルプ表現変更:オークションランクの構成要素〉

  • 入札価格
  • 広告の品質
  • インターネットユーザーが検索に至った背景(コンテキスト)
  • オークションランクの下限値
  • 広告オークションにおける競争力
  • 広告表示アセットなどの効果

■広告の品質の決定要素について

「広告の品質」の決定要素に代わり、「広告の品質向上に影響がある要素・ない要素」が明確化されます。「広告の品質」の決定要素自体に変更はありません。

〈広告の品質向上に重要な要素〉

  • 入札価格
  • アカウントの構造
  • 提携パートナーの配信面における広告掲載
  • 広告の掲載順位
  • 広告の表示頻度
  • コンバージョン件数

〈広告の品質向上に影響がない要素〉

  • 入札価格
  • 広告の品質
  • インターネットユーザーが検索に至った背景(コンテキスト)
  • オークションランクの下限値
  • 広告オークションにおける競争力
  • 広告表示アセットなどの効果

※2025年1月から順次適用を開始、1月末を目途に適用完了予定。

『【Yahoo! 検索広告・ディスプレイ広告】従来版タグの機能システム終了』

参照元:LINEヤフー for business -【検索広告】クイックリンク説明文のスマートフォン表示対応について

Yahoo!広告の従来版タグにおいて、機能サポート終了から一定期間が経過したため、システムの終了をします。これにより、従来版のコンバージョン測定タグ、サイトリターゲティングタグによる通信が行えなくなるため、従来版タグの削除を行わない場合は、以下のドメインへのリクエストがエラーになる可能性があります。

対象サービスドメイン説明
検索広告b91.yahoo.co.jp従来版コンバージョン測定タグのドメイン
b97.yahoo.co.jp従来版サイトリターゲティングタグのドメイン
ディスプレイ広告b90.yahoo.co.jp従来版コンバージョン測定タグのドメイン
b92.yahoo.co.jp従来版サイトリターゲティングタグのドメイン

※2025年2月28日(金)実施予定。

『【検索広告(ショッピング)】アカウントの契約当事者の統一について』

参照元:LINEヤフー for business -【検索広告(ショッピング)】アカウントの契約当事者の統一について(広告アカウントの承継等の手続きについて)

10月のアップデート情報でもお伝えしましたが、2024年10月より、Yahoo!広告の検索広告(ショッピング)アカウントにおいても、広告アカウントの承継手続きが開始されました。この際、Yahoo!広告における契約形態にかかわらず、契約当事者が「広告主」に統一されました。また、この変更に伴い、広告取扱基本規定が改定されました。

 

弊社ではWeb集客の分析や改善提案など、製造業・建築業に特化したデジタルマーケティングのプロがトータルサポートを行っております。いつでもご相談ください。

お問い合わせ・ご相談はこちら

関連記事

2024年11月(一部2024年10月)の間に発表があったWEB広告メディアのアップデート情報をいくつかピックアップしました。参照元サイトは英語版のみの場合もあります。■Google広告『P-MAXに新機能が追加』参照元:G[…]

2024年11月の主要WEB広告メディアアップデート情報まとめ

リスティング広告運用代行サービス

SNS広告運用代行サービス