Yahoo!広告アップデート情報
2021年4月7日(水)より、Yahoo!検索広告の自動入札に機能改善がありました。
■自動入札タイプ「ページ最上部掲載」の追加
自動入札タイプに「ページ最上部掲載」が追加されました。この入札タイプでは、検索結果のページ最上部に広告が表示されるように自動的に入札価格を調整します。
メリット:検索結果のページ最上部に掲載されるため、ユーザーの目に留まりやすく、認知度の向上に役立ちます。
なお、ページ最上部以外にも「ページ上部」や「任意の位置」での設定も可能です。
自動入札タイプについて
自動入札タイプとは、広告の達成目標に応じて自動的に入札価格を調整してくれる機能です。
Yahoo!広告での自動入札タイプは全部で6種類あり、広告出稿目的に合わせて設定できます。
▼入札タイプ一覧
- クリック数の最大化・・・予算内でクリック数を最大化するように入札単価が自動で調整が行われます。
- コンバージョン数の最大化・・・予算内でコンバージョン数を最大化するように入札価格が自動で調整が行われます。
- 拡張クリック単価・・・クリックがコンバージョンにつながる可能性に基づき、手動で設定した入札価格を基準とし、コンバージョン数が最大化するように入札価格が自動で調整が行われます。
- ページ最上部掲載・・・目標とする割合で検索結果のページ最上部に広告が表示されるように入札価格が自動で調整が行われます。
- コンバージョン単価の目標値・・・目標とするコンバージョン単価でコンバージョンを最大限に獲得するように入札価格が自動で調整が行われます。
- 広告費用対効果の目標値・・・目標とする平均広告費用対効果(ROAS)を維持しながら、できるだけ多くのコンバージョン価値を獲得するように入札価格が自動で調整が行われます。
■自動入札タイプ「広告費用対効果の目標値」の設定条件について
自動入札タイプ「広告費用対効果の目標値」を設定するためのコンバージョンに関する条件が変更になりました。主な変更は以下の通りです。
変更前は設定条件を全て満たしていないと、キャンペーン設定時にエラーが出て設定完了できなかったものが、変更後は設定条件のうち、コンバージョン数に関する条件を満たしていなくても、その他の条件をクリアしていればキャンペーン設定は保存可能になります。
ただし、条件を満たしていない場合に適応される入札方法は「手動入札:個別クリック単価」になりますので注意が必要です。
自動入札タイプ「広告費用対効果の目標値」について
自動入札タイプ「広告費用対効果の目標値」は、目標とする平均広告費用対効果(ROAS)を維持しながら、できるだけ多くコンバージョンが取れるように自動的に調整される自動入札タイプです。
※ROASとは、広告掲載料1円あたりで獲得したコンバージョンの価値のことです。
また、設定を適用するための条件は以下の通りです。
- 1.キャンペーンの入札方法が「個別クリック単価」「個別クリック単価(拡張クリック単価)」のいずれかとなっている(キャンペーンに自動入札設定をつけていない)
- 2.キャンペーンの配信設定がオンになっている
- 3.(アプリダウンロードキャンペーンの場合)OSの設定がAndroidになっている
- 4.設定するキャンペーンにおいて、過去30日間にコンバージョン数が15件以上発生している
※Yahoo!広告では過去30日間にコンバージョン数が50件以上発生しているキャンペーンへの設定を推奨しています。
BtoB企業の場合、厚利少売な企業も少なくないため、過去30日間にコンバージョン数が15件以上というのも場合によっては難しいかもしれませんが、条件が整っている場合は導入してみて、改善が出来ているか確認してみるのもいいかもしれません。