製造業や建築業などBtoBに特化したデジタルマーケティングのノウハウや最新情報

【解説から設定方法まで】リスティング広告の各マッチタイプ

リスティング広告で選定したキーワードが実際に検索されたとき入札されれば広告が表示されます。しかし、上手くクリックに繋がらないといったときは的外れのユーザーにまで広告が表示されてしまっているかもしれません。

そこで設定しておきたいのがキーワードの「マッチタイプ」です。

「マッチタイプ」とは、設定したキーワードの一致条件を決めて、その条件に合ったユーザーにだけ広告を表示させる設定のことです。上手く使えばより広範囲のユーザーに表示させたり、ピンポイントで表示させたりできます。

同じキーワードを検索してもマッチタイプの種類によって出てくる広告が変わるので、リスティング広告を目的別で効果的に運用したいときはキーワードマッチの設定が不可欠です。

マッチタイプの種類

  • 部分一致
  • 絞り込み部分一致
  • フレーズ一致
  • 完全一致

表示される範囲イメージ

マッチタイプの範囲イメージとキーワードイメージ
※部分一致の拡張範囲は各検索サイトの基準により変わります。

部分一致>絞り込み部分一致>フレーズ一致>完全一致
の順で範囲が狭くなります。

それぞれのマッチタイプにどのような特徴があるのか、具体的にどんな検索のされ方をしたら広告が表示されるのか。

具体例などを紹介しながらご紹介します。

① 部分一致

概要

  • 登録したキーワードを含めてすべての組み合わせが表示される
  • 登録したキーワードに関連するような類義語も表示される
  • 語順がバラバラでもキーワードが含まれていれば表示される
  • 変換ミスがあっても表示される
  • ひらがな、カタカナ、アルファベットの違いも表示される

部分一致はどんな並びであってもそのキーワードが入っていれば広告が表示されるので、より多くのユーザーにPRして認知を広げたいときに適しています。

表示例

例)登録キーワードが「顕微鏡 小型」の場合

表示される

  1. 「顕微鏡 小型」
  2. 「顕微鏡 小さめ」
  3. 「顕微鏡 小型 おすすめ」
  4. 「小型 顕微鏡」

全ての検索キーワードに「顕微鏡」か「小型」またはその類義語(小さめ)が入っているのでいずれの検索キーワードも広告が表示されます。

設定方法

Google→登録キーワードの前後になにも記号等を付けずに登録
例)顕微鏡 小型

Yahoo!→管理画面からキーワード登録するときに「部分一致」を選択

② 絞り込み部分一致

概要

  • 登録したキーワードが検索語句に含まれていたら広告が表示される
  • 類義語は表示されない
  • 語順がバラバラでもキーワードが含まれていれば表示される
  • 変換ミスがあっても表示される
  • ひらがな、カタカナ、アルファベットの違いも表示される

部分一致とは違い、類義語は表示されないため部分一致よりも広告が表示される対象が絞られます。

表示例

例)登録キーワードが「顕微鏡 小型」の場合

表示される

  1. 「顕微鏡 小型」
  2. 「顕微鏡 小型 おすすめ」
  3. 「小型 顕微鏡」
  4. 「小型 顕微鏡 おすすめ」

表示されない

  1. 「顕微鏡 小さめ」

「顕微鏡 小さめ」は、部分一致では小さめが類義語扱いだったため表示されていましたが、絞り込み部分一致では類義語が外されるため表示されません。

設定方法

Google→登録するキーワードの前に半角記号でプラス「+」を付ける
例) +顕微鏡 +小型

Yahoo!→管理画面で「部分一致」を選択後、登録キーワードの前にプラス「+」をつける。

③ フレーズ一致

概要

  • 登録したキーワードと同じ語順のフレーズが検索されたときに広告が表示される
  • ひらがな、カタカナ、アルファベットの違いも表示される
  • 登録キーワードの語順が同じなら前後に他のキーワードが入っていても表示される
    例)「A B」をフレーズ一致で登録したとき、「A B C」は表示されるが「A C B」は表示されない

よりターゲットを絞ってコンバージョンの可能性が高いユーザーに対してアプローチしたいときに使用します。完全一致よりは柔軟にターゲティングできるマッチタイプです。

表示例

例)登録キーワードが「顕微鏡 小型」の場合

表示される

  1. 「顕微鏡 小型」
  2. 「顕微鏡 小型 おすすめ」
  3. 「工場 顕微鏡 小型」

表示されない

  1. 「小型 顕微鏡」
  2. 「顕微鏡 レンズ 小型」
  3. 「顕微鏡 小さめ」

フレーズ一致は語順が一致していないと表示されません。したがって、前後が入れ替わっていたり設定したキーワードの間に別のキーワードが入っている場合にはたとえキーワードが全て入っていても表示の対象外になります。

設定方法

Google→上記のように2個登録キーワードがあるとすると、
「”登録キーワード1 登録キーワード2”」のように登録キーワードの前後に半角で引用符「””」を付けて登録
例)”顕微鏡 小型”

Yahoo!→管理画面からキーワード登録するときに「フレーズ一致」を選択

④ 完全一致

概要

  • 登録したキーワードと同じキーワードが検索されたときに広告が表示
  • 登録したキーワードにほかのキーワードが付属して検索された場合は表示されない
  • 語順が異なる場合も表示
  • 変換ミスも表示
  • ひらがな、カタカナ、アルファベットの違いも表示
  • 送り仮名があってもなくても表示

こちらが狙ったユーザーにアプロ―チしたい場合に設定します。しかし、範囲が狭い分機会損失の可能性もあるため使いどころには注意が必要です。

表示例

例)登録キーワードが「顕微鏡 小型」の場合

表示される

  1. 「顕微鏡 小型」
  2. 「小型 顕微鏡」

表示されない

  1. 「顕微鏡 小型 おすすめ」
  2. 「工場 顕微鏡 小型」
  3. 「顕微鏡 レンズ 小型」
  4. 「顕微鏡 小さめ」

完全一致は登録したキーワードが全て含まれていても他のキーワードが入ってれば表示対象外となります。

設定方法

Google→「[登録キーワード1 登録キーワード2]」のように登録キーワードの前後に半角で角カッコ「[]」を付けて登録
例)[顕微鏡 小型]

Yahoo!→管理画面からキーワード登録するときに「完全一致」を選択

まとめ

今回はマッチタイプについて取り上げました。

マッチタイプを検討するうえで何を基準におくか、つまり広告にどんな効果を求めるかが重要になります。
クリック数を上げて認知度を上げたい、コンバージョン数を上げて直接売り上げに繋げたいなど、広告によって目的は様々です。
目標の設定についてはまた別の機会にご紹介しますが、マッチタイプはその目標を達成するための対策として役立ちます。

たとえば無駄なクリックをなるべく出さずにコンバージョンに繋げたい場合、「自社のことに興味があって購入意向の強いユーザーだけにクリックしてもらいたいな。よし、キーワードのマッチタイプを完全一致で設定しておこう!」と具体的な対象範囲が定まりやすくなるのです。

ターゲティングや目的と照らし合わせてマッチタイプを設定することで、うまくいけば狙った成果が出せるようになります。