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リスティング広告に必要な掲載予算はいくら?4つの方法からご紹介

リスティング広告に必要な掲載予算はいくら?4つの方法からご紹介

リスティング広告に必要な掲載予算はいくら?4つの方法からご紹介

リスティング広告をやろう!となっても、実際どのくらいの予算で運用をすればいいのでしょうか。

初めから十分なたくさんの予算を用意できることもあれば、最低限の予算しか設定できないなど様々な状況があるかと思います。

最初に結論を言いますと、リスティング広告には最低掲載予算というものがありません。
極端に言えば500円からでも掲載を開始することはできます。

ですが、ある程度の計画を立てなければそれが良かったのか、悪かったのかも判断ができません、そこで今回は

  1. 成果目標を元に予算を決める方法
  2. 掲載キーワードの検索ボリューム(クリック単価)の相場から予算を決める方法
  3. 現在の売り上げから予算を決める方法
  4. 用意できる予算から開始し、最適化していく方法

以上の4つの方法からリスティング広告の掲載予算を決めるためのポイントをご紹介致します。

1:成果目標を元に予算を決める方法

目標コンバージョン単価の決定

目標コンバージョン単価が決まっている、決める事ができる場合は、予算計算式に当てはめることで決める事ができます。

目標コンバージョン単価とはCPAと呼ばれ、1件のコンバージョン(お問い合わせや購入など)獲得にかけることのできる金額のことを指します。

また、コンバージョン獲得の目標件数も決めておきましょう。

これらを考えることで成果目標を再確認することもできますので、実現が厳しそうなのか、うまくいきそうかを想像することもできます。

予算計算式にあてはめて算出

目標コンバージョン単価(CPA)と目標コンバージョン数が決まったら、下記の計算式に当てはめます。

目標コンバージョン単価(CPA)×目標コンバージョン数=広告掲載予算

例)10,000円(目標コンバージョン単価)×10件(目標コンバージョン数)=100,000円(広告掲載予算)

このように、2つの目標を掛け算することで、広告掲載予算の予測値を算出できます。
※単純計算なので正確な数値が算出できるわけではありません。

算出できた後に実現可能なのか、用意できる掲載予算額なのかなどチェックしたり、仮の目標値で算出してみるといいと思います。

2:掲載キーワードの検索ボリューム(クリック単価)の相場から予算を決める方法

クリック単価の相場で決める

次に、検索キーワードのボリュームとクリック単価から算出できる方法をご紹介します。

Googleの提供しているキーワードプランナーを使うと、掲載をしたいキーワードが月にどの位表示やクリックされるのかから平均クリック単価、月額に必要な費用(予算)などの予測データの見積もりが分かります。

キーワードプランナー予測データ表示例
参考:キーワードプランナーの予測データ画面

あくまで見積もりなので参考値にはなりますが、自分が設定できる上限クリック単価に応じた検索ボリュームと費用も分かります。

キーワードプランナーを使えば予算感だけでなく、掲載したいキーワードでどの位の広告表示、クリックが見込めるかも確認できますので、一度は確認してみることをお勧めします。

3:現在の売り上げから予算を決める方法

現在の売り上げ状況から広告費を考える場合も、1つの方法として有効ではあります。

あくまで相場にはなりますが、一般的に総売上から広告費を考える場合は5~10%を目安に宛てることが多いようです。

目標コンバージョン単価や目標件数を決めてから実施することも有効な手段ではありますが、現在の売上から割合を決めて広告費に充てることも検討手段にいかがでしょうか。

4:用意できる予算から開始し、最適化していく方法

とりあえず設定できる予算から始める

これまで大きく分けて3つの算出方法をご紹介しましたが、どれもしっくりこない場合は用意できる予算から開始する方法も1つの手段となります。

冒頭にご紹介した通り、リスティング広告には最低掲載予算が定められていませんので、無理のない予算から広告を掲載できる事も特長の1つになります。

まずはお試しで10,000円から始めてみよう。今期の予算に200,000円のうきがあるからこの予算でやってみよう。どちらも同じ条件で掲載を開始できます。

また、掲載予算が多ければ多いほど優遇されるなどもありません。

しばらく掲載し、その結果を元に最適な予算を考案

またこの場合に限ったことではありませんが、ある程度掲載した後に現在の予算で十分かどうかを確認しましょう。

今の予算設定が最適かどうかを確認する際に、Googleから提示される提案ツールもあります。

Google広告キャンペーンのステータスに「予算による制限」と表示され、推奨予算が提示されることがあります。

Google広告管理画面「予算による制限」表示イメージ

この推奨予算は、「予算不足によりキャンペーンの成果が上がっていない」場合や「『クリック数の最大化』の入札単価を使用しており、予算を調整すればクリック数の増加を見込める」場合に提案されます。

あくまで登録状況や登録されているキーワードにより変わりますので、全てのキャンペーンで同じ提案をされるものではありません。

また「推奨予算」ですので表示される予算にしないと広告が掲載されなくなるなどもありませんので、推奨予算と掲載状況を確認し更なる広告成果が見込めるかを検討してから対応しましょう。

まとめ

今回はリスティング広告に必要な掲載予算、最適な掲載予算ははいくらか。を考えるのに参考になる方法をご紹介いたしました。

同じことの繰り返しにはなりますが「最低掲載予算はない」ので、負担になるような予算を設定する必要はありません。

まずはリスティング広告で何を目標に運用するのかを確実にし、それを実現するにはいくら必要か。をご紹介した方法などを使ってご検討されるのはいかがでしょうか。

また、掲載予算は定期的に見直す必要があります。
掲載内容の精査はもちろん、予算についても定期的に精査し適切な予算はいくらを考え、成果に繋げていきましょう。

是非これから広告掲載をご検討の方も、広告掲載中の方も、より安価にいい広告を掲載するために掲載内容を見直してみるのはいかがでしょうか。
弊社ではリスティング広告の運用代行サービスも行っております。Web広告についてお悩みがある方はお気軽にお問い合わせください。

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