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ネイティブ広告とは?メリットや6つの型をご紹介

ネイティブ広告とは?メリットや6つの型をご紹介

ネイティブ広告とは?メリットや6つの型をご紹介

インターネットで記事一覧を見ていると、記事に交じって広告があることにお気づきでしょうか?
このように、コンテンツに自然に溶け込むような形の広告を「ネイティブ広告」と言います。

Web広告をうまく運用していくために、ネイティブ広告のメリットや種類など、詳しく説明いたします。

■ネイティブ広告のメリットは「コンテンツに溶け込む」こと

序盤でも書きましたが、ネイティブ広告は記事やSNSに自然に溶け込む見た目が特徴的な広告です。
記事一覧やSNSのタイムライン上の中に紛れているので、ユーザーは広告に警戒心を抱くことなくメディアを利用できますし、広告主はユーザーへ自然にクリックを促せます。

また、ステマ(ステルスマーケティング)とネイティブ広告は混同されがちですが、ステマは本来広告であるものを広告ということを隠して宣伝する行為のことを指します。
ステマは問題となりますが、ネイティブ広告は広告内にしっかりと「広告」や「PR」といった表記がされており、広告であるということがわかるようになっているため正式な宣伝広告として扱われます。
アドネットワークを介して広告配信面に配信されない宣伝はネイティブ広告には定義されません。

■ネイティブ広告の型

ネイティブ広告は大きく分けて5種類(6種類)に分けられています。
以下、それぞれの型の説明になります。

【インフィード型】

インフィード型
例:Yahoo!ニュース

インフィード型はいわゆる記事広告のことで、記事やタイムライン上で掲載された形式と同じ形式の広告が記事や投稿が配信されます。

インフィード型が掲載される場所は3種類に分類されます。
(1)コンテンツフィード
 ニュースサイトなどの媒体で、記事やコンテンツが一覧表示される場所です。

(2)ソーシャルフィード
 SNS上でユーザーの投稿が表示される場所です。

(3)プロダクトフィード
 ECサイトやクチコミサイト上で価格や製品情報を載せる場所です。

【ペイドサーチ型】

例:Google検索結果画面

ペイドサーチ型はいわゆるリスティング広告のことで、「Google」や「Yahoo!」の検索エンジンを使った検索結果画面と共に上部に表示される広告のことです。
見出しとサイトの説明文で構成されており、通常の検索結果と同じような見た目になっています。

【レコメンドウィジェット型】

レコメンドウィジェット型
例:Yahoo!ニュース

レコメンドウィジェット型は記事の最後に表示される「おすすめ記事」や「関連記事」といったユーザーの閲覧履歴を基にカスタマイズされる箇所に表示される広告です。
閲覧しているユーザーは広告内容に対して親和性が高いため、クリックするユーザーは質が高くなる可能性が高くなります。

【プロモートリスティング型】

プロモートリスティング型
例:Amazon

プロモートリスティング型はペイドサーチ型と似ていますが、特定のメディアの検索結果の上位に表示される広告のことです。
広告表示されるユーザーは、その商品に対して興味関心が高いのが前提となっているため、コンバージョンへ繋がることが期待できます。

【カスタム型(その他)】

上記の広告に当てはまらない広告を指します。そのサイトやプラットフォームでしかできない広告表現のものを指します。
有名なものとしては「LINE」の企業公式スタンプなどが挙げられます。

【ネイティブ要素を持つインアド型(IABスタンダード)】

こちらはIABという海外のネイティブ広告の解説書の基準に含まれる型になります。
この型は定義が他と少し異なり、見た目に関しては親和性が高くないですが、表示されているコンテンツとの親和性が高い広告を指します。

■ネイティブ広告する際の6つのポイント

ここまでネイティブ広告の型についてご紹介してきました。
全てに共通して言えるのは、他のコンテンツに溶け込んで表示されるという点です。
ただ序盤にも書きましたが、これがステマと混同される原因でもあります。

ステマと間違われてしまわないためにもネイティブ広告であるという定義が6つ存在します。

①形式(FORM)
 広告の形式が他の記事や投稿の形式と一致しているかどうか、デザインが他要素とフィットしていないとコンテンツに溶け込むことができません。

②機能(FUNCTION)
 広告の要素がページ上の他の要素と同様に機能しているかどうか、他のコンテンツと同様の効果をユーザーに与えられているかどうかがポイントです。

③統合(INTEGRATION)
 広告の挙動が他のメディアの挙動と同様に機能しているかどうか、例えばリンクをクリックした際に広告以外のコンテンツと同じ動きをするかなどがポイントとなります。

④バイイングとターゲティング(BUYING&TARGETING)
 広告が特定の広告掲載面としてアドネットワークを介して配信されているかどうか、これは上記でも説明しましたが、広告配信面で広告として配信される宣伝がネイティブ広告となります。

⑤計測指標(MEASUREMENT)
 ネイティブ広告の効果測定に対する条件として、クリックやコンバージョンなどではなく、エンゲージメント(閲覧数、シェア数)から計測されているかどうかがポイントです。

⑥広告の明示性(DISCLOSURE)
 「広告」や「PR」といった広告であることを明記する表記があるかどうかは重要なポイントです。

■まとめ

ネイティブ広告はユーザーがサイトやメディアを使用していてもあまり負担にならずに自然に気になった広告をクリックすることが出来るため、使い方によっては有効に働きます。
しかし一言にネイティブ広告と言っても、これだけの型があり、どれが製品やサービスに合っているのかは判断が難しいかと思います。

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