近年は企業がホームぺージを持ったり、インターネットを介して情報提供を行うことが必須となっています。
ただ、Webサイトの制作に携わることのない方にとって、ホームぺージとランディングページ(landing page=LP)が一体どういうものなのか、しっかりと認識できている方は少ないかもしれません。
そこで今回は、Webを利用した集客に興味のある方向けに、ホームぺージとランディングページの違いを分かりやすく説明していきます。
■ホームぺージとWebサイトの違い
ホームぺージとランディングページの違いを説明する前に、ホームぺージとWebサイトの違いについても触れておきます。
日本では、ホームぺージ=Webサイトという認識が一般的です。
しかし、英語圏では、ホームボタンを押したときに表示されるページ(ほとんどはトップページ)を「ホームぺージ」と呼び、複数のページの集合体のことを「Webサイト」と呼ぶことが多いです。
今回は日本人が想像しやすいと思われるホームぺージという名称で説明していきますが、英語圏との認識に違いがあることを頭に留めておいてください。
■特長について
・ホームページの特長
ホームぺージはいわゆる「インターネット上での企業の顔」となるWebサイトのことです。
企業情報を提供したり、製品やサービスを紹介したりと、営業やブランディングなどの役割を持っています。
複数ページで構成されていることがほとんどで、トップページから始まり枝分かれにページが細分化していく構成となっています。
情報量が多く、製品のスペック紹介を中心に堅めに作られるなど、網羅的に情報が掲載されているのが理想的なホームぺージのありかたです。
紙媒体で言うと、会社案内のカタログがイメージとして近いと思います。
・ランディングページの特長
一方、ランディングページは、検索エンジンやWeb広告などから訪問したユーザーが最初に閲覧するWebページのことです。
特長として、お問い合わせや資料ダウンロードといった、ユーザーに特定の行動(アクション)を起こさせることを目的としており、基本的に1ページで構成されています。
紙媒体で言うと、特定の情報をピックアップしてPRするチラシのようなもので、ターゲットに向けた内容となっています。
■SEO対策の必要性について
ホームぺージはSEO対策をすることで、狙ったキーワードで検索結果の上位に表示することも可能ですが、SEOで成果を出すには時間がかかるため、常設の企業紹介資料のような使い方としては有効ですが、短期間でターゲットに対して情報を伝えるのには向いていません。
ランディングページはリスティング広告のリンク先として使われることが多く、自然検索を意識したSEOはあまり必要ありません。また、ほとんどのランディングページが独立したページとして作られるので、SEOに囚われないデザインや表現でサービスや製品をPRすることができます。
■制作費用や時間について
一般的に制作費用も時間もホームぺージのほうがコストが高くなる傾向があります。
なぜなら、ホームぺージはSEOや今後の運用を考えた制作が必要であり、また複数ページ作成するからです。
制作するページ数にもよりますがホームぺージの場合、ご予算として制作費は最低でも100万円程度は見ていただく必要があると考えておいて差し支えないと思います。
ホームぺージと同じく、ランディングページの制作費用もピンキリで、とにかく安価で作りたい場合は10万円以下でも制作可能です。ただし、伝えたかったことが伝えきれない、想像していたデザインが表現しきれないなど、制作側の技量やサポートの充実面で納得がいかない場合も多いことは留意しておきましょう。
■ホームぺージとランディングページどちらが必要?
ホームぺージとランディングページはそれぞれ用途が違うため、どちらか一方だけ用意すればいいというものではありません。
まずは企業の顔となるホームぺージを用意して、特定の情報をピックアップしてPRしたいときにランディングページを制作するといった棲み分けが大切です。
弊社では、製造業・建築業向けWeb広告に長年携わるスタッフがホームぺージ制作をサポートしています。
貴社の広告に関する疑問やお悩みがございましたら、是非一度お問い合わせください。