2023年11月(一部2023年10月)の間に発表があったWEB広告メディアのアップデート情報をいくつかピックアップしました。
参照元サイトは英語版のみの場合もあります。
■Yahoo!広告
『【検索広告】キャンペーン間の共有予算機能の提供開始を延期』
参照元:https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20230914/?page=0
Yahoo!広告の共有予算機能が11月15日から提供される予定でしたが、日程が11月中に変更されました。
共有予算では、1つの予算をアカウント内の複数キャンペーン間で共有して利用することが出来ます。
これにより、予算が不足した場合、余剰予算を予算不足のキャンペーンに自動的に振り分けることができたり、広告掲載の機会損失を防ぎ、より多くの広告を配信できます。
■Microsoft広告
『オーディエンス広告で新しい入札戦略が追加』
Microsoft広告の自動入札の新しい入札戦略として、「コンバージョンの最大化」と「目標獲得単価(CTA)」が追加されました。
この入札戦略では、予算に基づきコンバージョンを可能な限り最大化し、さらにオプションで最大クリック単価(CPC)と目標CPAを設定します。
『コンバージョン目標とオーディエンスターゲティングのためのUET機能のテスト』
参照元:https://about.ads.microsoft.com/en-us/blog/post/november-2023/new-bid-strategies-for-audience-ads-and-other-product-updates
UETタグの設置におけるトラブルシューティングのために、UETテスト機能が利用できるようになりました。
URLを入力すると、「タグが見つかりません」、「トラフィックを受信していません」、「タイムアウト」、「トラフィックを受信しています」などのオプションが表示され、UETタグデータを監視し、リアルタイムで発生する可能性のある問題をテストするのに役立ちます。
■Google広告
『P-MAXキャンペーンに関する生成AIのクリエイティブ作成機能実装』
参照元:https://blog.google/products/ads-commerce/get-creative-with-generative-ai-in-performance-max/
Googleが生成AIを使ったクリエイティブ作成に関する新機能を3つ発表しました。
1:アセットの自動生成
画像引用元:https://blog.google/products/ads-commerce/get-creative-with-generative-ai-in-performance-max/
P-MAXキャンペーンにおいて、数回クリックするたけで、キャンペーン用の新しいテキストや画像アセットを生成できるアセット生成機能が追加されます。
キャンペーン用の特定のアセットを提案または生成する際に、パフォーマンスデータも考慮します。
生成される画像はビジネスやクライアントに固有のもであり、Google AIが同じ画像を作成することはないとしています。
2:AIを活用した画像編集機能
画像引用元:https://blog.google/products/ads-commerce/get-creative-with-generative-ai-in-performance-max/
Google広告の全てのアカウントでAIを使った画像編集機能が追加されます。
生成したアセットと既存のアセットの両方を強化することが可能に。これにより、新しいバリエーションを大規模にテストできるようになりました。
3:AIで生成した画像にSynthIDウォーターマーク(透かし)を追加
P-MAXキャンペーンを含む、すべてのGoogle広告でAIによって生成された画像には全て、SynthIDウォーターマーク(透かし)が追加されます。
AIには、ポリシー違反のクリエイティブを提案したりしないよう、ガードレールを設けています。
生成されたアセットを使用して作成された広告は、配信前のGoogleの広告ポリシーの対象となり、ポリシーに違反した場合は強制措置の対象となります。