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2025年1月の主要WEB広告メディアアップデート情報まとめ

2025年1月の主要WEB広告メディアアップデート情報まとめ

2025年1月(一部2025年12月)の間に発表があったWEB広告メディアのアップデート情報をいくつかピックアップしました。

参照元サイトは英語版のみの場合もあります。

■Google広告

『P-MAXキャンペーンにおけるブランドガイドラインの発表』

参照元:Google Ads Developer Blog – P-MAXでのブランド ガイドラインの有効化に向けた今後の変更予定について

Google広告は、1月20日より新しいP-MAX(パフォーマンス マックス)キャンペーンにおいて、キャンペーンレベルでビジネス名とロゴのアセットをリンクすることを義務付けました。この設定により、P-MAXキャンペーンでのブランド管理がさらに厳格になります。また、ブランドガイドラインが有効かどうかに関わらず、今後すべてのP-MAXキャンペーンに対して同一のアセット要件が適用されます。

『Microsoft Clarityが Google広告との連携機能を提供開始』

参照元:Search Engine Land – Microsoft Clarity launches Google Ads integration

Microsoft社が提供するWebサイト分析ツール「Clarity」と、Google広告アカウントとの連携機能が提供開始されました。この連携により、Clarityのヒートマップやダッシュボード機能を使って、Google広告経由で訪問したユーザーの行動を可視化できるようになります。

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『2024年12月のコアアップデートの展開が完了』

参照元:Search Engine Land – Google December 2024 core update rollout is now complete

2024年12月13日に、Google公式のXでコアアップデートの実施が告知され、12月18日に完了しました。

※Googleコアアップデート:Googleが実施する検索アルゴリズムの大規模な更新のこと。検索結果の順位に影響を与える。

■Yahoo!広告

『【ディスプレイ広告(運用型)】プレイスメントターゲティングの設定機能改善』

参照元:LINEヤフー for business -【ディスプレイ広告(運用型)】プレイスメントターゲティングの設定機能改善について

ディスプレイ広告(運用型)において、プレイスメントターゲティングの利便性向上を目的とした改善を実施しました。

プレイスメントターゲティング

※プレイスメントターゲティング:広告を配信する、または配信対象外とするWebサイトを指定することで、広告の配信先を制御できるターゲティング機能。

■LINEアプリのプレイメントURL変更

これまではOSごとに異なるURLでしたが、OS共通のURLに変更しました。

 変更前変更後
iOSitunes.apple.com/443904275ad.line.me(共通)
Androidplay.google.com/jp.naver.line.android

LINEアプリで、配信面単位でのターゲティングが可能に

これまではLINEアプリ全体でのターゲティングや実績確認のみが可能でしたが、トークリストやLINE NEWSなど、LINEアプリ内の各配信面ごとにターゲティングおよび実績確認ができるようになりました。

■LINEヤフーのサービス全体を指定可能なプレイスメントURLを提供開始

Yahoo! JAPAN、LINEアプリ、LINEファミリーアプリそれぞれ全体を指定可能なプレイスメントURLの提供を開始しました。

■プレイスメントリスト作成時、「主要配信先名」による検索が可能に

プレイスメントリスト作成時、URLに加えて「主要配信先名」での検索が可能になりました。

■レポートに「配信先名」の項目を追加

レポート項目に「配信先名」を追加しました。

『【ディスプレイ広告】絵文字と利用可能な記号の追加』

参照元:LINEヤフー for business -【ディスプレイ広告】絵文字の入稿対応と利用可能な記号の追加等について

ディスプレイ広告のタイトルに絵文字を入稿できるようになり、広告表現の幅が広がります。また、広告で使用可能な記号の追加や記号利用ルールの緩和、キャンペーンエディターのインポート・エクスポート機能における文字コード対応なども実施されます。

※実施日:2025年1月28日(火) 日程は変更になる場合があります。

『【ディスプレイ広告(運用型)】LINE公式アカウント・LINE広告からのオーディエンスデータを連携』

参照元:LINEヤフー for business -【ディスプレイ広告(運用型)】LINE公式アカウント・LINE広告からのオーディエンスデータ連携について

ディスプレイ広告(運用型)において、LINE広告とLINE公式アカウントのオーディエンスデータを利用した広告配信が可能となりました。
利用するには、LINE広告またはLINE公式アカウントと接続されたビジネスマネージャーとYDAアカウントの接続が必要です。

LINE公式アカウント・LINE広告からのオーディエンスデータ連携

〈広告の品質向上に重要な要素〉

※実施日:2025年1月22日(水) 日程は変更になる場合があります。

『【ディスプレイ広告】アプリのコンバージョン価値の連携開始』

参照元:LINEヤフー for business -【ディスプレイ広告】アプリのコンバージョン価値の連携開始について

ディスプレイ広告において、アプリ内で発生した「コンバージョンの価値」情報が広告管理ツールやパフォーマンスレポートで確認できるようになります。
アプリ内で発生したコンバージョン価値をより正確に評価することが可能となり、広告効果の向上が見込めます。

すでにアプリの「コンバージョンの価値」をYahoo!広告に連携している場合は、アップデートが実施されると、以下のレポート項目の数値が増える可能性があります。

  • コンバージョンの価値
  • コンバージョンの価値/コスト
  • コンバージョンの価値/コンバージョン数

※実施日:2025年1月23日(木)

『【ディスプレイ広告(運用型)】画像生成AI機能を提供』

参照元:LINEヤフー for business -【ディスプレイ広告(運用型)】画像生成AI 機能の提供について

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)では、広告クリエイティブ制作の効率化を目的として、入稿された画像を基に異なるサイズの画像を自動で生成する生成AI機能の提供を開始しました。

広告タイプ生成可能な画像のアスペクト比
バナー広告1:1、6:5、16:9、1:2
レスポンシブ広告1:1、1.91:1

この機能を利用することで、画像の背景などを自然に補完し、異なるサイズの画像を自動で生成できるため、複数サイズの画像を手動で用意する手間が省け、クリエイティブ作成の工数削減が期待できます。

『【Yahoo!広告】ランタイムの新バージョンをリリース』

参照元:LINEヤフー for business -【Yahoo!広告】Yahoo!広告 スクリプト 新しいランタイムのリリースおよび旧バージョン終了のお知らせ

Yahoo!広告のスクリプトにおける利便性向上のため、新しいランタイム(V202501)をリリースしました。既存のスクリプトは、最新版のランタイムに自動的にアップデートされます。

※ランタイム:Yahoo!広告 スクリプトを実行する際の基盤の役割を果たすもので、機能の追加や改善のため、定期的にバージョンアップを実施している。

新バージョンにおいて対応する主な機能改善は以下のとおりです。

■検索広告

入札戦略の最適化に使用するコンバージョンを選択する機能に対応しました。

参照元:LINEヤフー for business -【検索広告】入札戦略の最適化に使用するコンバージョンを選択する機能の提供について

■ディスプレイ広告

LINE公式アカウントの友だち追加広告に対応しました。

参照元:LINEヤフー for business -【ディスプレイ広告(運用型)】LINE公式アカウントの友だち追加広告 提供開始について

『【Yahoo!広告】スクリプト メールによるエラー通知開始』

参照元:LINEヤフー for business -【Yahoo!広告】Yahoo!広告 スクリプト メールによるエラー通知開始のお知らせ

Yahoo!広告のスクリプトにおいて、実行頻度を設定して定期的に自動実行されるスクリプトでエラーが発生した場合、メールによるエラー通知が送信されるようになりました。これにより、エラーに気づきやすくなり、修正などの対応がしやすくなります。

エラー通知メールの詳細は、以下のとおりです。

  • 対象は定期的に自動実行されるスクリプトのみで、手動実行によるエラーはメール配信対象外
  • エラー通知は、スクリプトの最終承認者のYahoo! JAPANビジネスIDに登録されたメールアドレス宛てに送信される
  • 前日分のエラーは翌日にまとめて通知される

■Microsoft広告

『Google広告からのインポート機能をアップデート』

参照元:Microsoft Advertising – Save time and expand reach on Microsoft Advertising using the new Google Import this holiday

Google広告からのキャンペーンをインポートする機能が改善されました。

  • クイックインポート:Google広告アカウントにサインインするだけで、Microsoft広告が自動的に処理するため、迅速なセットアップが可能
  • スマートインポート:インポート元のGoogle広告アカウントを選択し、インポート名、スケジュール、通知設定を設定可能。入札、予算、キャンペーンステータスなどの設定を微調整できる

 

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