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Googleアナリティクス4「オーディエンス」とは?概要や設定方法をご紹介

Googleアナリティクス4「オーディエンス」とは?概要や設定方法をご紹介

Googleアナリティクス4「オーディエンス」とは?概要や設定方法をご紹介

Googleアナリティクス4(以下:GA4)の切り替えが徐々に済んだ企業も増えてきた中、従来のGoogleアナリティクス(以下:GA)と違う点も多く混乱している方も多いのではないでしょうか。

GA4で新たに追加された設定項目はいくつかありますが、その中に「オーディエンス」というものがあります。
このオーディエンスは設定すればレポートをセグメントできる機能です。今回はオーディエンスの詳細や設定方法についてご紹介していきます。

■GA4の「オーディエンス」とは

GA4で設定できる「オーディエンス」は、Webサイトやアプリの目的に合わせて条件を設定し、条件を満たすユーザーをセグメントができる機能です。

オーディエンスを作成する際には、ディメンション、指標、プロパティから収集されるイベントデータに基づいて条件を設定します。

また、アナリティクスアカウントをGoogle広告にリンクすると、GA4で作成したオーディエンスを広告キャンペーンで使用できるようになります。
既存のユーザーや以前のユーザーへのリマーケティングを設定できたり、類似オーディエンスを作成することができます。

■オーディエンスの作成方法

オーディエンスを作成すると条件を満たすユーザーがリストに追加されます。
なお、作成したオーディエンスにユーザーが追加されるまでに24~48時間かかることがあります。

  1. 画面の左側[管理]>プロパティ欄の[オーディエンス]をクリックします。
  2. オーディエンスの管理画面で右上の青いボタン[オーディエンス]をクリックします。
  3. オーディエンスの新規作成画面が表示されるので、次のいずれかの方法でオーディエンスを作成します。
    ・カスタム オーディエンスを作成する:パラメータをすべて自分で指定します。
    ・テンプレートを使用:テンプレートにあらかじめ用意されているパラメータを適宜変更します。
    ・提案されたオーディエンスの中から選択: そのまま使用するか、ニーズに合わせて変更を加えます。
    オーディエンスのテンプレート

今回はオーディエンスの設定を理解するために、[カスタム オーディエンスを作成する]を選択します。
※初めて設定する場合、また条件に合ったものがある場合は、テンプレートから選択したほうがわかりやすいと思います。

<[カスタム オーディエンスを作成する]を使用する。>

パラメータをすべて自分で設定する手順のご紹介です。

  1. 任意のオーディエンス名を設定します。
  2. [新しい条件を追加]をクリックします。リストに登録するユーザーの条件を設定していきます。
    例えば、25~34歳までのユーザーを条件に追加する場合、条件から[ユーザー属性]>[年齢]をクリックします。
    次に、[+フィルタを追加]をクリックし、条件に「次のいずれか」を指定し、「25~34」にチェックを入れます。

    GA4オーディエンス(年齢)
    GA4オーディエンス(年齢)2
  3. 条件を追加する場合、[OR]または[AND]ボタンをクリックし、①と同じ操作で条件を追加していきます。
  4. 有効期間を設定します。有効期間内に条件を満たしたユーザーがリストに追加されます。
    デフォルトで30日間に設定されていますが、最大で540日(18ヵ月)間まで設定できます。

ユーザー行動が一定の順序で発生したことを条件とする場合、[シーケンスを追加] を追加します。シーケンスとは、ユーザー行動の順序を決めることです。

  1. まず、シーケンス全体のスコープを設定します。スコープとは、GA4内のどのデータを抽出するか範囲を決めることです。
  2. 全ステップが一定時間以内に発生する必要がある場合は、[時間の制約を有効にする] をオンにして、制限時間を入力します。
  3. 任意の条件を追加します。条件追加の方法は同様です。
  4. ステップを追加する際は、次のいずれを選択します。
    ・[次の間接的ステップ]: 前のステップよりも後に発生すればシーケンスが成立
    ・[次の直接的ステップ]: 前のステップの直後に発生した場合のみシーケンスが成立

ユーザーをリストから除外したい場合、[+除外するグループを追加]をクリックします。

  1. 除外は一時的または恒久的に実行することができます。以下の2つから選択します。
    ・[次の条件に当てはまるユーザーを一時的に除外する] ・[次の条件に当てはまるユーザーを完全に除外する]
  2. 任意の条件を追加します。条件追加の方法は同様です。

全ての設定ができたら[保存]をクリックします。

設定後、オーディエンス一覧ページを見ると作成したオーディエンスが表示されていると思います。
徐々にユーザー数が増えていきます。

■まとめ

今回はGA4のオーディエンス設定についてご紹介しました。

オーディエンスは作成自体は簡単にできるため、一度作成してみてどのくらいリストが溜まるのか、レポート結果が表示されるか確認してみて下さい。

また、Googleアナリティクス4の導入がまだの方向けに設定資料をご用意しています。
是非、ご活用ください。

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