早いもので2020年も終わろうとしています。今年は外でのPR活動も制限される中、Webでの広告を強化したという企業も多かったのではないでしょうか。
そんな中、Yahoo!広告とGoogle広告では今年も多くの機能が変更され、リスティング広告やディスプレイ広告にも影響を与えています。しかし、情報が多くどこがどう変更になったのか全て把握するのは骨が折れるかもしれません。
そこで今回は今年1年間で起こったアップデート情報を大きな変更に厳選してご紹介いたします。
- 1 Google広告のリリース情報まとめ
- 2 Yahoo!広告のリリース情報まとめ
- 2.1 4月1日 ディスプレイ広告のパフォーマンスデータの指標を追加
- 2.2 7月1日 ディスプレイ広告(運用型)の提供開始しました
- 2.3 8月19日 ディスプレイ広告の統計項目として「ビュースルーコンバージョン」を追加しました
- 2.4 8月20日 検索広告に「タイトル3」と「説明文2」が入稿できるようになりました
- 2.5 9月1日 ディスプレイ広告(運用型)のオーディエンスカテゴリーターゲティングの機能を追加しました
- 2.6 10月20日 動的検索連動型広告の対象となるウェブページの指定範囲に「ドメイン全体」を指定できるようになりました
- 2.7 12月9日 検索広告にて品質インデックスの機能が追加されました
- 3 まとめ
Google広告のリリース情報まとめ
1月29日 キャンペーン全体で、広告配信方法「標準の広告配信」のみになりました。
4月より新しいディスプレイキャンペーン、動画キャンペーン、アプリキャンペーン、ホテルキャンペーンの配信方法から「集中化」が設定できなくなり「標準の広告配信」のみとなりました。
https://support.google.com/google-ads/answer/9712796
2月12日 掲載結果から「変更履歴」が確認出来るようになりました。
運用中のキャンペーンで変化があったときに変更履歴レポ―トで掲載結果グラフのマーカーにカーソルを合わせると、指定された期間に加えた変更が確認出来るようになりました。
https://support.google.com/google-ads/answer/9733082
7月7日 概要ページに3つの新機能が追加されました。
追加された機能は以下の3つになります。
- 最適化案を表示して適用できるようになりました。
- 最適化スコアを直接確認できるようになりました。
- 概要ページ上部にある[新しいキャンペーンを作成]ボタンから新しいキャンペーンを作成できるようになりました。
https://support.google.com/google-ads/answer/9955167
7月15日 レスポンシブ検索広告にて新機能が追加されました。
追加された機能は主に以下になります。
- 地域の挿入機能
- カウントダウン機能
- 広告見出しや説明文の提案
- キャンペーンをまたいだアセットレポートの導入
https://support.google.com/google-ads/answer/9970276
8月17日 パフォーマンスプランナーに新機能が追加されました
新たに追加されたのは以下の3つです。
- 共有予算を使った予測を作成、変更、ダウンロードが可能になりました。
- プランを他の人と共有し、共有相手も閲覧と編集が可能になりました。
- コンバージョン達成までの所要時間が考慮されるようになりました。
https://support.google.com/google-ads/answer/10013084
10月7日 新規のキャンペーンをより効果的に設定できる新機能が追加されました。
新たに追加されたのは以下の3つです。
- キャンペーンに重要なエラーが発見されると設定途中であってもアラートで知らせてくれるようになりました。
- 下書き用キャンペーンで内容が自動保存されるようになったため、中断したところから容易に作業を開始することができるようになりました。
- 概要ページから新しいキャンペーンが確認出来るようになったため、キャンペーンの作成と不承認の広告の確認が簡単に行えるようになりました。
Yahoo!広告のリリース情報まとめ
4月1日 ディスプレイ広告のパフォーマンスデータの指標を追加
ディスプレイ広告のインプレッション関連の指標が追加されました。実際に広告が表示された回数や表示されなかった回数を確認できます。
【インプレッションシェア】…広告表示機会に対し実際何回広告が表示された割合
【インプレッションシェア損失率(予算)】…広告表示機会の総数に対して1日の予算の不足により広告が表示されなかった割合
【インプレッションシェア損失率(ランク)】…広告表示機会の総数に対してオークションランクが低かったことによりより広告が表示されなかった割合
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/819535.html
7月1日 ディスプレイ広告(運用型)の提供開始しました
順次提供をすすめてきたディスプレイ広告(運用型)が、すべてのアカウントでご利用いただけるようになりました。
ディスプレイ広告(運用型)への変換方法については以下の記事をご覧下さい。
2020年7月より、Yahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)がすべてのアカウントで利用可能となりました。YDNは2021年春に提供終了予定となります。それまでに今まで配信してきた広告を移行しなければなりません。しかし、移行方法がよ[…]
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/832621.html
8月19日 ディスプレイ広告の統計項目として「ビュースルーコンバージョン」を追加しました
ビュースルーコンバージョンとは、広告が表示されたがクリックしなかったユーザーが、別のルートで「成果」となる行動(商品の購入、会員登録、資料請求など)をとった場合に計上される指標のことです。
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/841132.html
8月20日 検索広告に「タイトル3」と「説明文2」が入稿できるようになりました
また機能改善に伴い、説明文の入稿可能な文字数が変更となりました。
説明文1、説明文2:それぞれ80文字以内から90文字以内に変更となりました。
こちらのリニューアルに関しては以下の記事で紹介しています。
Yahoo広告アップデート情報2020年8月19日:拡大テキスト広告機能改善参考:【検索広告】拡大テキスト広告機能改善のお知らせ-Yahoo!広告改善内容変更点1拡大テキスト広告に任意で「タイトル3」と「説明文2」が入稿[…]
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/814332.html
9月1日 ディスプレイ広告(運用型)のオーディエンスカテゴリーターゲティングの機能を追加しました
オーディエンスカテゴリーのカテゴリータイプに、「属性・ライフイベント」を追加されました。
「属性・ライフイベント」は家族構成や年収、学歴や仕事など特定の属性、もしくは就職や結婚などのライフイベントを迎えるユーザーに対して広告を配信する設定です。
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/841267.html
10月20日 動的検索連動型広告の対象となるウェブページの指定範囲に「ドメイン全体」を指定できるようになりました
「ドメイン全体」を指定することにより、ページフィード(URLリスト)を作成する必要がなく、広告運用の手間を省けるようになりました。
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/855957.html
12月9日 検索広告にて品質インデックスの機能が追加されました
「品質インデックス」に加えて、「推定クリック値」について評価を確認出来るようになりました。
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/863286.html
まとめ
今回は2020年のリリース情報を厳選してまとめました。
2021年もYahoo!ディスプレイ広告がディスプレイ広告(運用型)へと完全移行完了したりと、既に発表されている情報もあります。今後も当ブログでは最新情報を反映した記事をアップしていきます。