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【Google広告】すべての広告枠に配信可能!P-MAXキャンペーンとは?

【Google広告】すべての広告枠に配信可能!P-MAXキャンペーンとは?

昨今WEB広告では機械学習(AI)機能や自動化がすすむ中、2021年から利用可能になったGoogle広告の「P-MAXキャンペーン」を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

Google広告の機械学習モデルを存分に活用し、自動化とキャンペーンの掲載結果の最大化をはかることができると言わています。

今回は、その次世代型キャンペーン「P-MAXキャンペーン」について、特徴や設定要件などをご紹介いたします。

■P-MAXキャンペーンとは?

P-MAX(Performance Max)はパフォーマンス最大化を目的としたキャンペーン形式です。

P-MAXキャンペーンについて

機械学習アルゴリズムを利用しできるだけ広告運用を自動化しながら、コンバージョンの促進や、パフォーマンス向上をめざすキャンペーンとなっています。

また、P-MAXキャンペーンには以下のような特徴があります。
1.すべてのGoogle広告枠に配信可能
2.機械学習による自動最適化
3.既存のキャンペーンを補うイメージで導入する

1つずつ解説していきます。

■P-MAXキャンペーンの特徴

1.すべてのGoogle広告枠に配信可能

大きな特徴の1つに、P-MAXキャンペーン1つですべてのGoogle広告枠(YouTube、ディスプレイ、検索、Discover、Gmail、マップなど)に配信ができるようになることがあげられます。

p-max広告配信先

画像引用元:Performance Max campaigns launch to all advertisers

イメージとしては、今まで検索広告、ディスプレイ広告、Youtube動画広告などを出稿するにはそれぞれ別々のキャンペーンに分けていましたが、それがP-MAXキャンペーン1つで配信できます。

リーチや見込み顧客の拡大、コンバージョンの増加も見込まれます。

また、Google広告ヘルプ(2022年1月)によると、スマートショッピングキャンペーンとローカルキャンペーンも2022年中にP-MAXキャンペーンに移行すると発表されています。

Google広告ヘルプ:スマートショッピングキャンペーンとローカルキャンペーンのP-MAXキャンペーンへのアップグレードについて

2.機械学習による自動最適化

今までも自動入札や最適化されたターゲティングなどの機能がありましたが、P-MAXキャンペーンはこれらの機能が総合的に活用されています。

予算、入札単価、プレースメント、オーディエンス、広告クリエイティブなどを総合的に分析し、最適な広告枠に最適な広告配信を自動でおこなうことができます。

3.既存のキャンペーンを補うイメージで導入する

Google広告ヘルプでは、「キーワードべースの検索キャンペーンを補完するもの」とあります。

既存キャンペーンをすべてP-MAXに移行というわけではなく、併用してリーチ拡大やコンバージョンの増加をねらう利用方法が推奨されているようです。

Google広告ヘルプ:P-MAX キャンペーンについて

■設定要件

P-MAXキャンペーンの設定要件をまとめています。
基本的に今までのキャンペーンで設定している流れと同様です。
どの広告枠でも掲載できるような目標設定やクリエイティブなどを用意します。

・キャンペーン目標の設定
・広告アセット(最終ページURL、テキスト、画像。動画は任意)
・オーディエンスシグナルの追加 ※任意

なお、オーディエンスシグナルの追加には自動ターゲティングの機械学習を速める目的があり、設定は任意です。

■掲載結果について

現時点では、P-MAXキャンペーンの掲載結果で確認できる内容は既存のキャンペーンより少なくなっており、主に以下のものです。

・コンバージョン指標
・アセットの品質(「低」「良好」「最高」でのランク付け)
・広告が配信された場所とインプレッション数

自動最適化という特徴があるため、手動で調整できるところは限られています。
アセットの品質を見て、テキストや画像を置き換えていくことが改善する方法となります。

なお、プレースメントの除外はアカウント単位でのみ設定可能です。
現時点では除外キーワードを管理画面より設定することはできません。この機能は現在準備中です。

■まとめ

今後もますます広告配信や運用のアップグレード・自動化が進んでいくと予想されます。
慣れた仕様や設定方法が変わると、情報収集の重要性が高まり、取捨選択といった適応力が求められます。

今回のP-MAXキャンペーンは運用や改善をほぼ自動で行ってくれます。
作業効率があがる反面コントロールできない点もありますので、導入する前に広告運用のプロに相談したり、事例などから情報収集することから始めてみるのもよいかもしれません。

弊社では、最新の情報を取り入れながら、今までの経験・ノウハウと織り交ぜ広告運用の支援を行っています。
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