モバイル端末の普及率は、2021年時点で97.3%とほぼ1人に1台は持っているのが当たり前になってきています。(※)
そんななか、打ち出されたのが「モバイルファーストインデックス(MFI:Mobile First Index)」です。
※参照元:総務省 情報通信分野の現状と課題
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r04/html/nd238110.html
Googleは2023年11月、「モバイルファーストインデックス」への移行が完了したと発表しました。
※参照元:Google 検索セントラル ブログ
https://developers.google.com/search/blog/2023/10/mobile-first-is-here?hl=ja
しかし、そもそもモバイル版サイトってなに? 対応していないとどんなことが起こるの?と感じている人もいると思います。
今回はモバイルファーストインデックスの基本知識とそのメリットについてご紹介いたします。
■「モバイルファーストインデックス」とは?
モバイル端末でサイトを見やすく構築することをモバイルファースト構造と言います。
モバイルファーストインデックス(MFI)とは、検索エンジンの評価対象をモバイル版サイトを優先して評価し、検索結果に反映する仕組みのことです。
・モバイル版サイトとPC版サイトの違い
モバイル版サイト(Mobile Site)は、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスで最適に表示されるように設計されたWebサイトです。
PC版サイト(Desktop Site)は、デスクトップやラップトップなどの大画面デバイス向けに設計されたWebサイトです。
現在では、多くのWebサイトがレスポンシブデザインを採用し、ユーザーのデバイスに応じて最適な表示を提供することが一般的です。
レスポンシブデザイン:ひとつのWebサイトで、PC、タブレット、スマートフォンなど多様なデバイスの画面サイズや解像度にフレキシブルに適応し、最適な表示を提供する設計手法。
・デスクトップファーストからの移行
以前は、GoogleはPC向けサイトを基準にしてインデックス化(デスクトップファーストインデックス)していました。しかし、モバイルユーザーの増加に伴い、モバイル版サイトが優先されるようになりました。
つまり、モバイルファーストインデックスに対応できていないWebサイトは、どんなにPC向けサイトでの評価が高くても、サイト全体の評価は低くなってしまうということになります。
■モバイルファーストインデックスの重要性
・SEO対策への影響
モバイルファーストインデックスは、Googleの検索順位の重要な要素として適用されています。モバイルフレンドリーなWebサイトはSEOの観点からも有利に評価されます。
モバイルフレンドリー:スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスで、Webサイトやアプリを快適に閲覧・操作できるようにすること。具体的にはレスポンシブデザインの採用、読み込み速度の最適化、わかりやすいナビゲーションなど。
・ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上
レスポンシブデザインによって、サイト構造の最適化やページ読み込み速度の向上など、モバイルフレンドリーなWebサイトはユーザーにとってストレスなく使いやすいというメリットがあります。
モバイルファーストインデックスの登録方法についてはこちらの記事をご覧ください。
パソコンとスマートフォンでは画面の幅が違います。しかし、それぞれのデバイスの幅にページが勝手に合わせてくれるわけではありません。ユーザーがスマートフォンでページを見たときに、使いやすい見た目や配置になっているWebサイトをモバイルフレン[…]
■まとめ
モバイルファーストインデックスを導入することで、ユーザーの利便性が向上します。またSEO対策にも重要な役割を果たすという意味でもモバイルフレンドリーなWebサイトにすることが必要不可欠です。
弊社ではWeb集客の分析や改善提案など、製造業・建築業に特化したデジタルマーケティングのプロがトータルサポートを行っております。いつでもご相談ください。