モバイルファーストインデックスとはモバイル版サイトを優先して評価し、検索結果に反映する仕組みのことです。
Googleは2021年3月にモバイルファーストインデックスに強制移行します。まだ対応していないWEBサイトは早めの対応が必要です。
しかし、そもそもモバイル版サイトってなに?対応していないとどんなことが起こるの?と感じている人もいると思います。
今回はモバイルファーストインデックスについてとモバイル対応方法についてご紹介いたします。
モバイルファーストインデックスとは
モバイル端末でサイトを見やすく構築することをモバイルファースト構造と言います。
2019年時点で、モバイル端末の普及率は全体で96.1%とほぼ1人に1台は持っているのが当たり前になってきています。(※)
そんななか、打ち出されたのがMFI(モバイルファーストインデックス)です。
MFI(モバイルファーストインデックス)とは、検索エンジンの評価対象をモバイル向けページにする方針のことです。
つまり、MFI対応が出来ていないサイトはどんなにPC向けサイトで評価が高くても、モバイル対応されていないとサイト全体の評価は低くなってしまうということになります。
そしてGoogleは2021年3月にMFIへの完全移行を発表しています。
まだ対応が済んでいないWEBサイトは早急に手を打つことが必要となっています。
※総務省「 情報通信機器の保有状況 」-https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd252110.html
モバイル対応出来ているか確認する
まず、そもそも自社のサイトがモバイル対応されているか不明な場合はモバイルフレンドリーテストを行ってみましょう。モバイルフレンドリーとは、モバイル対応されているサイトのことです。
モバイルフレンドリーテスト-https://search.google.com/test/mobile-friendly
使い方は簡単です。URLを選択し、そこに自社のURLを入力して[URLをテスト]をクリックします。1分弱ほど時間が掛かりますが、モバイルフレンドリーになっている場合以下のような結果ページが出ます。
モバイルフレンドリーになっていないサイトの場合、以下のような問題が考えられます。
- フォントサイズが小さすぎる
- リンク感覚が狭すぎる
- ビューポートが設定されていない
- ビューポートが「端末の幅」に収まるように設定されていない
- コンテンツの幅が画面の幅を超えている
- 互換性のないプラグインを使用している
モバイルを実装する3つの方法
モバイルに対応するためには以下の方法があります。方法によってURLやHTMLが別になったりします。
設定 | URLの変更なし | HTML の変更なし |
レスポンシブ ウェブデザイン | 〇 | 〇 |
動的な配信 | 〇 | × |
別々の URL | × | × |
①レスポンシブウェブデザイン…同じURLで同じHTMLコードを配信しつつ、デバイスの種類(PC、モバイル、タブレット等)に応じて画像やテキストを可変させる方法です。
②動的な配信…同じURLを使用しますが、デバイスタイプごとに違うHTMLを生成して対応します。
③別個のURL…HTTP リダイレクトと Vary HTTP ヘッダーを使用してリダイレクトするようにします。こちらはURLもHTMLも違うものになります。
実装と維持のしやすさからもレスポンシブウェブデザインがGoogleでも一番おすすめされています。
まとめ
モバイル対応することによってスマートフォンやタブレットでWebサイトを見たときの見やすさも変わります。SEO対策も大事ですが、ユーザーが見やすいサイト作りという意味でもモバイルフレンドリーなサイトにしていくことが必要です。