音楽配信サービスやインターネットラジオが普及し、移動中でもスマートフォンからインターネットを介して音楽やラジオを視聴するユーザーが増えました。
これらの普及に伴って注目度が上がっているのがデジタル音声広告です。
デジタル音声広告は、文字通り音声のみの広告です。しかしなぜ音声だけの広告がこんなにも注目されているのでしょうか。
今回はこれからデジタル音声広告の活用を検討している方へ向けて、音声広告の概要と主な配信プラットフォームをご紹介します。
■デジタル音声広告とは
前述しましたが、デジタル音声広告は音声のみでユーザーにプロモーションが行える広告形式です。
デジタル音声広告とは、WEB広告の一種です。オーディオアドとも呼ばれます。
主なメディアは音楽のサブスクリプションサービスだったり、インターネットのラジオ配信サービスなどです。
広告形態としてはラジオを聞いたときに流れる音声CMを想像していただければ想像しやすいと思います。
その他にも、将来的に構想されているのが対話型音声広告です。
音声検索やスマートスピーカーを使ったAIとの対話を介して、ユーザーの興味・関心に合わせてデジタル音声広告が配信される対話型音声広告が将来的に構想されています。
■なぜデジタル音声広告が注目されているのか
ここ数年で音楽のサブスクリプションサービスなどの利用率は増加傾向にあります。
株式会社デジタルインファクトが2020年に行った調査によれば、2019年以降デジタル音声広告出稿の環境整備が本格的に始まり、その後も年々市場を拡大してきており、2025年には420億円規模になると予想されています。(出典:デジタルインファクト調べ)
デジタル音声広告の市場が拡大している理由としては、広告出稿の環境が整備されより効率的に広告が出稿されるようになったことと、AppleやYoutube、LINEなど、大手媒体の音楽配信サービスの参入により、ユーザーの利用率も増加傾向にあるためだと思われます。
■広告クリエイティブに音声を使用する3つのメリット
音声を使った広告は、他の広告形式にはない特徴があります。
音声広告を配信するメリットを3つご紹介します。
1:受動的に情報が入る
⇒音楽やラジオを聴いていればそのまま広告が流れるので、自然と広告が耳に入ってきます。
2:完全視聴率が高い
⇒音楽やラジオはながら聴きが多いので、広告を流れてきてもスキップせずそのまま聴き続ける傾向があります。また、そもそも広告がスキップ不可の場合もあるので、広告が最後まで聞いてもらえる可能性は高いです。
3:記憶に残りやすい
⇒もちろん広告の内容にもよりますが、CMソングなどが耳に残りやすいのと同じように、キャッチ―な広告を作成することにより情報が記憶に残りやすくなります。
■代表的なデジタル音声広告配信サービス
現在日本で配信できるデジタル音声広告で代表的なものをご紹介します。
①Spotify
Spotifyは音楽配信サービスで、無料でも楽しむことができます。
デジタル音声広告は最長30秒で構成され、画像やCTAボタンも設置できます。
Spotify is a digital music service that gives you access to …
②radiko
radikoはスマートフォンやパソコンを使ってラジオを聴くことができるサービスです。
全国各地の放送局から差し替え可能な広告枠を取得し、そこに自社の広告を配信することができます。
③Podcast
Podcastはインターネットで無料配布されている動画や音声ファイルを探すことができるサービスです。
ダウンロードしたファイルに自社の広告を差し込むことができます。
■音声広告の市場はこれからも拡大していく
サブスクリプションで聞ける音楽配信サービスなどはこれからも市場を拡大していきそうです。
さらに、対話型音声広告が実現されれば、デジタル音声広告の認知度や利用率も上がっていくと思います。
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