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リスティング広告におけるA/Bテストの方法とポイント解説!

運用型広告は広告を掲載した後も改善していける特徴があります。

改善のためには検証をすることが大切になります。そこで良く用いられる方法にA/Bテストがあります。
A/Bテストを行うことによって、複数の広告を同時に配信し、どれがより効果を出せるかを検証することができます。

今回はA/Bテストについて、概要やテストをするための広告作成方法をご紹介いたします。

A/Bテストとは

A/Bテストとは、複数の広告を実際に配信して、どの広告が一番クリックされたか、効果を比較して有効な広告を特定する方法です。

A/Bテストをする際の注意点

A/Bテストは広告の内容を変更して配信すればいいだけでなく、以下のことにも留意する必要があります。

  • A/Bテストを行う為にはデータを蓄積しましょう。データを蓄積するためには一定の期間広告を運用する必要があります。
  • A/Bテストは1度きりでは正確な結果を得られません。なぜなら配信した曜日や季節など外部要因による影響があるからです。

A/Bテストは様々な要因を考慮したうえで、継続的な運用が必要となります。

A/Bテスト方法

A/Bテストは明確な目的をもって行わなければ計測したときにどこが良かったのかがわからなくなってしまいます。
そこで、A/Bテストを行う際はまずは訴求ポイント別に複数の広告を用意します。

1)訴求別に広告を用意します。
広告の作成をする際、様々な訴求ポイントが思いつくと思います。
そこで、どの訴求文言が一番効果が出るかをA/Bテストで検証します。

 

(例)
 価格(〇%オフなど)
 品質(〇〇を使用 など)
 サポート(プロの〇〇が対応します など)
一度訴求別で広告を配信して効果を確かめます。その後、効果の高かった訴求を使ってさらにA/Bテストを行います。
2)タイトル、説明文の一部を変える。
効果の高かった訴求内容を使ったA/Bテストを行います。
ここでポイントとなるのは、変更する箇所は1か所に絞ることです。複数個所を変更をしてしまうと、どこが良かったのか、悪かったのか効果測定が難しくなるからです。
(例)
 タイトルだけを変更
 説明文だけを変更
 使う言葉はそのままで前後を入れ替える

広告の最適化について

時間的にA/Bテストを手動で行うのが厳しいという方や効果が薄い広告は自動で出ないようにしたいという方は広告の最適化をする方法があります。

広告の最適化機能は、広告を配信してみて効果の高かった広告だけを配信する機能となります。
この機能を適用しない場合は入稿した広告がローテーションで配信されますが、最適化を適用すると効果の薄い広告は自動で配信されなくなります。

■Yahoo!広告の設定画面

  1. 広告管理ツールの「検索広告」タブをクリックします。
  2. 最適化を設定したい広告グループをクリックします。
  3. 広告グループ名の下のほうにある「広告グループ設定情報」をクリックします。
  4. 設定画面下の[設定内容を編集]ボタンを押します。
  5. 「広告表示の最適化」で「オプション設定(広告表示の最適化)」をクリックします。
    広告最適化の設定(Yahoo!広告)
  6. [編集内容を保存]ボタンをクリックします。

■Google広告の設定画面

  1. 変更するキャンペーンをクリックします。
  2. ページメニューで [設定] >[その他の設定] をクリックします。
  3. 広告のローテーションを選択します。
  4. [最適化] を選択します。
    広告最適化の設定(Google広告)
  5. [保存] をクリックします。

まとめ

今回はリスティング広告におけるA/Bテストの方法について説明致しました。

A/Bテストで大切なことは、テストをしてターゲット層が商品やサービスにどんなことを求めているかを知ることです。
日々検証と考察を行ってより良い広告配信を考えていきましょう。