機械学習という言葉は近年よく耳にするようになりました。
機械学習は様々なもので使用されています。Google広告でも機械学習を活用した機能が使えます。
Google広告ではアカウントの自動化が推奨されています。
そこで今回は、自動入札戦略の種類やその仕組み、設定方法まで解説していきます。
自動入札戦略とは
概要
Google広告の「自動入札戦略」とは、設定した目標に応じて自動的に設定を調整してくれる機能です。
機械学習を活用して配信の調整を自動的に行ってくれます。
メリット
【運用にかかる工数を削減】
手動で入札単価を細かく調整する必要が不要なため設定に必要な時間などの削減になります。
また、運用に必要な時間が減るので、その分広告文などの改善に使えます。
【配信効率を改善】
自動入札戦略にすると、手動では難しい入札額の調節も高度な機械学習によって蓄積されたデータを基に自動で行ってくれるようになります。
【配信精度の向上】
機械学習で得た高度なユーザー情報を基に入札や設定が行われるため、配信精度を上げることが出来ます。
運用のコツ
【データを蓄積する】
自動入札戦略は、Googleが機械学習によって蓄積したデータを基に入札価格などを調整しています。
そのためアカウントのデータ量が充分でないと、調整する精度が不安定になる可能性もあります。
【長期的な運用を考える】
自動入札戦略にはデータの蓄積が必要だと説明しましたが、学習期間が最大2~3週間かかると言われています。
結果が出ないからと言ってすぐに取りやめてしまうのではなく、まずは学習期間が終わるまで長い目で見ることも大切になります。
【CV数を貯める】
こちらもデータの蓄積に関わってくることですが、過去のCV数が少ないと十分な分析ができず、自動入札が不安定になる可能性があります。ですので、なるべく多くのCV数を蓄積していくことも大切です。
自動入札戦略の種類と説明
各目標について
■クリック数の最大化
目的:サイトへの訪問を増やす。認知度を高める。
仕組み:目標予算の範囲内ででクリック数が増えるように自動的に入札単価が調整されます。
■目標インプレッションシェア(※検索広告のみ)
目的:検索広告が上位に表示される。
概要:設定したGoogle 検索結果ページの最上部、上部、または任意の場所に広告が表示されるように、自動的に入札単価が設定されます。
■目標コンバージョン単価
目的:コンバージョンを最大限増加する。
概要:平均コンバージョン単価が目標額と同じになるように入札単価が設定されます。
■目標広告費用対効果
目的:各コンバージョンの価値が異なる場合に、目標広告費用対効果(ROAS)を達成する
概要:指定した目標広告費用対効果内でコンバージョン値が最大化出来るように入札単価が自動的に調整されます。
■コンバージョン数の最大化
目的:とにかく多くのコンバージョン数を獲得したい。
概要:予算を消化しながら最大限のコンバージョン数が得られるように入札単価が自動で調整されます。
■コンバージョン値の最大化(※検索広告のみ)
目的:価値の高いものを優先してコンバージョンを獲得したい。
概要:予算を消化しながら、キャンペーンで最も価値の高いコンバージョンを獲得できるように入札単価が設定されます。
自動入札戦略の設定方法
- 左メニューから「設定」>「キャンペーン設定」をクリック
- 目標を設定したいキャンペーンをクリックします。
- 「単価設定」を選択し、「入札戦略を変更」をクリックします。
- 設定したい入札戦略を選択します。
- 金額などを入力します。
- 「保存」をクリックします。
まとめ
Google広告ではアカウントの自動化が推奨されており、機械学習の精度も日々良くなってきています。
自動入札戦略を上手く利用することで効率よく成果を出すことが期待できます。それぞれの仕組みを理解し、広告の目標と合ったものを設定しましょう。
弊社では長年の広告運用の経験と知識をもって広告運用代行サービスをおこなっております。
広告運用を始めたい、改善したいなどございましたらお気軽にお問い合わせください。