リスティング広告を実施する際に必須となるキーワードですが、BtoBの場合対象となるキーワードがBtoCでも検索されることがあり、どのようにキーワード選定をするのが効果的かお悩になるかと存じます。
今回は、建築業界向けの「内装材」を扱う企業様を例に、リスティング広告を出稿する際のキーワードの選定をGoogleが提供する「キーワードプランナー」を使用して作成の流れをご紹介します。
まずは「内装材」の状況を確認する
「新しいキーワードを見つける」の「ビジネスに密接に関連している商品やサービスを入力します」に、今回の軸となるキーワード「内装材」と入力し「結果を表示」させます。
「内装材」は1か月で平均480回の検索ボリュームがあり、1クリックあたりの単価は22円~183円になると予想数値が出ています。
その他にもGoogleが候補として抽出したキーワードがいくつかあるのもわかります。
右上の「キーワード候補をダウンロード」をクリックするとCSVがダウンロードできるのでエクセル等を利用して並び替えなどができます。
このキーワードで期待した集客数が確保できるか試算してみる
「内装材」のキーワードとして候補としてリストアップされたのは「27キーワード」となりました。(ページの右下に件数が表示されます)
事業内容により27キーワードの中から実際には出稿しないキーワードもあると思いますが、今回は27キーワードすべてを出稿して試算をします。
検索数が少ないキーワードは掲載が抑制されることもあるのですが、今回は試算なので27キーワードの「月間平均検索ボリューム」を足したところ「1,960回」となりましたので
1か月間で約1,960回の検索需要があるという事になります。
これらのキーワードでクリック率が1%~5%で集客できた場合の月間のクリック数の試算は下記のように約20回~約100回となりそうです。
KPIに合わせてキーワードの追加を検討する
リスティング広告のKPIを「コンバージョン」とした場合、クリック率とCV率をいくつかのパターンでかけあわせて試算をします。
毎月1件以上のCVを獲得する場合、クリック率3%以上、CV率で2%以上が今回の27キーワードだと必要となります。
ただ、月間1件のCV獲得では手間とコストをかけてリスティング広告を実施し続ける必要があるのか微妙な感もありますので集客の間口(キーワード)を広げようと思います。
拡張候補のキーワードを追加してみる
ページ上部に「検索結果を拡張」として候補キーワードが表示されていますので、この中から関連しそうなキーワードを追加してみます。今回は「内装」「建材」「床材」を追加してみます。
この結果、候補となるキーワードは692まで増加して、月間平均検索ボリュームの合計も181,780回になりました。
この結果、候補となるキーワードは692まで増加して、月間平均検索ボリュームの合計も181,780回になりました。
これだけ候補があれば自社に関連するキーワードもあるかと思います。
まとめ
今回は「内装材」に関連しそうなキーワードをGoogleのツールを使用して選定してみました。
取得する時期によって、数値や候補となるキーワードは変動する事もあります。最新の数値はお問合せいただければ抽出も可能です。
また、このように抽出したキーワードでリスティング広告を出稿して終わりではなく、出稿した後も効果を確認して追加や削除、除外をしていく事もリスティング広告の効果を出し続けるためには必要な対応となります。
弊社ではリスティング広告の運用・改善提案も行っております。
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