地域ターゲティングは名前の通り、地域で広告の配信設定を行うターゲティング方法です。
広告配信地域を限定したい場合や、特定の地域だけ入札単価を上げたいといった場合に役立ちます。
今回は地域ターゲティングについての概要説明と、GoogleとYahoo!で設定できる項目と方法についてご紹介致します。
地域ターゲティングとは
地域ターゲティングは基本的なターゲティングの一つです。特定の地域を指定して広告を配信、または配信しないように除外するといった設定ができます。
例えば実店舗を持つような企業は地域ターゲティングを使って、足を運べる距離にいる人だけに広告を配信したりすることが可能です。
地域ターゲティングを設定することによって費用対効果(ROI)を高める効果が期待できます。
地域ターゲティングを適用することによって出来ること
地域ターゲティングは基本的な広告の配信地域の設定以外にも、以下のようなことができます。
・地域ごとに入札単価が変更できる
・地域ごとに広告文やランディングページを出し分けられる
<地域ごとに予算が分配できる>
地域によって予算の引き上げ率、引き下げ率が設定できるため、例えば関東圏だけで広告を配信しているが、店舗数が多い東京都だけ入札単価をを2倍にしたりするといったことが可能です。
<地域ごとに広告文やランディングページを出し分けられる>
キャンペーン毎に地域が設定できるため、地域によって違う広告やランディングページを出し分けするような設定が可能となります。地域限定の商品や店舗情報だったりと、場所が限定される場合などに役立ちます。
地域ターゲティング設定の種類
地域ターゲティングと言っても、「その地域に住んでいるのか」「その地域に興味・関心があるか」でターゲティング像が大分違いますが、そういった設定も行うことができます。
Google広告とYahoo広告では表現が違いますが、大体同じ3分類に分けられます。
<Google広告の場合>
・所在地やインタレスト
⇒ターゲット地域にいるユーザー、ターゲット地域をよく訪れるユーザー、ターゲット地域に関心を示したユーザー
・所在地
⇒ターゲット地域にいるユーザー、ターゲット地域をよく訪れるユーザー
・検索インタレスト
⇒ターゲット地域を検索しているユーザー
<Yahoo!広告の場合>
・配信設定なしまたはユーザーの所在地、検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域
⇒指定した地域に関心を示している可能性があるインターネットユーザー
・ユーザーの所在地
⇒指定した地域に所在する可能性があるインターネットユーザー
・検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域
⇒指定した地域に関連する語句で検索したインターネットユーザー
設定方法
【Google広告】
Google広告の地域ターゲティングの設定方法と入札単価を調整する方法をご紹介致します。
管理画面からの設定方法は2種類あります。
<設定方法1:地域の設定画面から指定・除外する>
1:Google広告の管理画面を開きます。
2:編集したいキャンペーンを選択します。
3:左のメニューバーから[地域]をクリックします。
4:編集アイコン(青丸の鉛筆マーク)をクリックします。
5:ターゲティングする地域を探します。
都道府県など地域単位で設定する場合「地域」、設定した拠点を支点に半径の距離で設定する場合は「範囲」でそれぞれ選択します。
6:[保存]をクリックします。
<設定方法2:キャンペーンの設定画面から指定・除外する>
1:Google広告の管理画面を開きます。
2:編集したいキャンペーンを選択します。
3:左のメニューバーから[設定]をクリックします。
4:[地域]をクリックすると設定項目が出てきます。
5:「ターゲットにする地域や除外する地域を入力」に、地域を入力して追加します。(除外する場合は「除外」を選択)
6:[保存]をクリックします。
<入札単価の調整方法>
1:ターゲティングの[地域]編集画面を開きます。
2:ターゲット地域の中から設定したい地域にチェックを入れます。
3:編集の中から[入札単価調整の変更]を選択します。
4:「引き上げ」または「引き下げ」を選択し、記入します。
5:[適用]をクリックします。
【Yahoo!広告】
Yahoo!広告の地域ターゲティングの設定方法と入札単価を調整する方法をご紹介致します。
<設定方法>
1:Yahoo!広告の管理画面を開きます。
2:編集したいキャンペーンを開きます。
3:「表示内容選択」欄の[ターゲティング]タブを選択します。
4:ターゲットタブ内[地域]を選択します。
5:[+地域を編集]を選択します。
6:設定する地域を探して、「配信」または「除外」をクリックします。
(設定された地域は右の枠内に追加されます。)
7:[適用]をクリックします。
<入札単価の調整方法>
1:ターゲティングの[地域]編集画面を開きます。
2:ターゲット地域の中から設定したい地域にチェックを入れます。
3:[編集]の中から[編集中のターゲティング設定]を選択します。
4:「入札価格調整率」欄の「引き上げ」または「引き下げ」を選択し、記入します。
5:[変更]をクリックします。
まとめ
今回は地域ターゲティングについて、Google広告、Yahoo広告での設定方法をご紹介しました。
地域ターゲティングを効果的に使えば、地域によって広告を変えたり、人口密度や店舗数によって入札単価額を調整をするといったという使い道もあるため、自社のサービスや商品に合った使い方をしてみてください。