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ロジックツリーを意識したリスティング広告の改善方法とは「リスティング広告25個のチェックポイントを公開!」

ロジックツリーを意識したリスティング広告の改善方法とは「リスティング広告25個のチェックポイントを公開!」

ロジックツリーを意識したリスティング広告の改善方法とは「リスティング広告25個のチェックポイントを公開!」

リスティング広告を実施してみたけど、運用経験が短い方ですと「何を改善したらよいかわからない」となる事も多いと思います。

製造業や建築業のようなBtoBを対象としたリスティング広告の場合、そもそも検索回数の多いキーワードが少ない等の業界特有の問題もあるのですが、リスティング広告の基本的な改善に関しては「ロジックツリー」を意識してみる事もおすすめします。

そもそもロジックツリーとは?

ロジック(logic)は論理、論法等を表します。ツリー(tree)はそのまま木のことです。
リスティング広告におけるロジックツリーとは、運用効率をあげるために問題になっている個所を絞り込みやすくするためひとつの考え方になります。

リスティング広告におけるロジックツリーとは

リスティング広告を実施するための重要な指標として設定する事の多いCV(成果)を改善をするためのロジックツリーを作成しようと思います。

まず、CV(成果)を改善するための要素は大きく2つ、「CV数を増やす事」か「CPAを下げる事」が挙げられます。
これらの要素をどう改善していくかをロジックツリー化していきます。

ロジックツリー1

CV数を増やすために行う施策は

CV数を増やすために主に「クリック数を増やす事」や「CV率を上げる事」で改善する施策を行います。

「クリック数を増やす」ためには、キーワードを追加して「表示回数を増やす」方法や、広告文や広告表示オプションを改善するために「クリック率を上げる」方法で改善を行います。

「CV率を上げる」ためには、属性や時間帯等を確認して「効率の悪い配信を抑制する」方法や、リンク先を変更する方法で改善を行います。

ロジックツリー2

CPAを下げるために行う施策は

CPAを下げるためには主に「CV率を上げる事」や「CPCを下げる事」で改善する施策を行います。

お気づきになったかと思いますが「CV率上げる」のは、CV数だけではなく、CPAの改善にもつながります。

ロジックツリー3

具体的にどのようなチェックをすればリスティング広告の改善はできるのか?

Google広告を例に、管理画面でどのような項目を改善すると「CV数を増やす事」か「CPAを下げる事」につながりやすいか、25個のチェック項目にまとめてみました。

主に表示回数やクリック数を増やすためのチェック項目
1)キーワードの追加 考えられる関連キーワードの追加。
検索語句を確認して拡張しているキーワードから効果が期待できそうなキーワードを追加。
2)マッチタイプの変更 完全一致で設定している場合はフレーズ一致や部分一致に変更。
フレーズ一致で設定している場合は部分一致に変更。
3)掲載順位を上げる トップ(上部)掲載のインプレッションシェアが低い場合は上位表示をする。
4)広告コストを増やす 予算によるインプレッションシェアの損失がある場合は1日の予算を増やす。
5)キャンペーン予算の割り振り変更 複数のキャンペーンで広告を配信していて、効率の良いキャンペーンが予算切れを起こしている場合は、別のキャンペーンから予算をスライドする。
6)テキスト広告を改善する パフォーマンス効率の悪い広告文の停止や、新規広告文を追加する。
7)テキスト広告の未設定箇所があれば追加をする 広告見出し3、説明文2、表示URLのパスなどが設定されていない場合は追加をする。
8)レスポンシブ広告を改善する(追加する) パフォーマンス効率の悪いアセットの停止や新規訴求を追加する。
レスポンシブ広告が入稿されていない場合は追加をする。
9)広告表示オプション(サイトリンクの設定)の追加 4種類以上設定する。テキストだけではなく、説明文も追加する。
10)広告表示オプション(コールアウト表示オプション)の追加 コールアウト表示オプションを追加する。
11)広告表示オプション(構造化スニペット表示オプション)の追加 構造化スニペット表示オプションを追加する。
12)広告表示オプション(画像表示オプション)の追加 画像表示オプションを追加する。 (※アカウントによってはまだ利用できない可能性があります)
13)広告表示オプション(その他)の追加 構造化スニペット表示オプションを追加する。
主にCV率やCPAを改善するためのチェック項目
14)デバイスの設定を見直す デバイス(PC、タブレット、モバイル)により集客や成果状況に差がある場合は入札単価調整の調整を行う。
15)地域の設定を見直す 地域(都道府県や市区町村)により集客や成果に差がある場合は入札単価調整の調整を行う。
16)ユーザ属性(年齢)を見直す 年齢により集客や成果に差がある場合は入札単価調整の調整を行う。
17)ユーザ属性(性別)を見直す 性別により集客や成果に差がある場合は入札単価調整の調整を行う。
18)ユーザ属性(子供の有無、世帯年収)を見直す その他ユーザ属性(子供の有無、世帯年収)により集客や成果に差がある場合は入札単価調整の調整を行う。
19)広告のスケジュール(時間)を見直す 広告のスケジュールで時間帯により集客や成果に差がある場合は入札単価調整の調整を行う。
20)広告のスケジュール(曜日)を見直す 広告のスケジュールで日(曜日)により集客や成果に差がある場合は入札単価調整の調整を行う。
21)オーディエンスの追加 オーディエンスにより集客や成果に差がある場合は入札単価調整の調整を行う。
22)除外キーワードの設定 検索語句を確認してパフォーマンスの悪いキーワードがあれば除外設定を行う。
23)リンク先の変更 リンク先のURL変更や構成を変更する。
24)キーワードの重複が無いか確認をする アカウント内に重複しているキーワードがあればどちらかを停止する。
25)CPCを下げる 上限CPCを下げることによる集客単価の抑制

まとめ

上記のように、「何を改善したいか」と「何をすればよいか」がイメージできるロジックツリーはリスティング広告だけではなく、WEB広告全般に役立つ考え方です。

ただ、これらの一般的な改善だけではうまく行かない事が多いのが製造業や建築業といったBtoBのアカウントになります。

弊社では製造業や建築業に特化したデジタルマーケティングをご提供しております。

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