WEB広告の効果を測定する際、さまざまな指標をレポートで確認します。
Google広告には「インタラクション」「インタラクション率」という指標がありますが、ご存知でしょうか。
インタラクションの結果を確認することで、改善すべき広告を発見するヒントにもつながります。
今回はインタラクションとインタラクション率について、定義や確認方法をご紹介します。
■「インタラクション」とは?
もとは、「action(行動)」に接頭辞「inter(相互に)」を付したことばで、人や物ごとが互いに作用し合うこと(相互作用)という意味です。
Google広告において、インタラクションとは、広告内でユーザーが操作したあらゆる行動のことを指します。
具体的には、広告のクリックや、動画の再生などがこれに当たります。
広告の種類によってインタラクションが示すユーザー行動は異なるため、広告がどの程度効果を出しているのかをフォーマットを問わず調べることができます。
Google広告では以下のものがインタラクションに該当します。
広告の種類 | [インタラクション]列で カウントされるユーザー行動 | キャンペーンタイプの例 |
テキスト広告 | クリック | 検索、商品ショッピング、P-MAX |
イメージ広告 | クリック | ディスプレイ、P-MAX |
自動生成される動画広告 | クリックとエンゲージメント | ディスプレイ |
TrueView動画広告 | 動画の再生 | 動画、P-MAX |
アプリ訴求動画広告 | エンゲージメント | アプリキャンペーン |
TrueViewアクション広告 | エンゲージメント | 動画、P-MAX |
ライトボックス広告 | エンゲージメント | ディスプレイ、P-MAX |
※参照元 Google 広告 ヘルプ – キャンペーン タイプ別にパフォーマンスを確認する
https://support.google.com/google-ads/answer/6162977
■「インタラクション率」とは?
インタラクション率とは、表示された広告に対してユーザーが操作した割合のことを指します。
この数値は広告がどのくらい効果的かを判断する指標にもなります。
インタラクション率は、インタラクション数を広告の表示回数で割って求められます。
例えば、インタラクション数が10回で表示回数が1,000回なら、インタラクション率(操作率)は1%となります。
■インタラクションの活用方法
先ほどもご紹介しましたが、インタラクション率を確認することで、広告の効果を測ることができます。
広告がユーザーの目に留まっても、実際に行動してもらわなければ成果にはつながりません。インタラクション率が低い場合は、広告の訴求内容とユーザーのニーズが一致していない可能性があるため、ターゲティングやクリエイティブの見直しをおすすめします。
■インタラクション率を確認する方法
Google広告の管理画面でインタラクション率を確認する方法をご紹介します。
- 管理画面左メニューの[キャンペーン]をクリックします。
- レポートが表示されたら、右側にある[表示項目]アイコンをクリックします。
- [パフォーマンス]をクリックします。
- [インタラクション率]を選択します。
- [適用]をクリックして完了です。
■まとめ
今回は、インタラクションとインタラクション率についてご紹介しました。
複数の広告形式で出稿している場合や広告の効果を確認したい際には、これらの指標が非常に便利ですので、ぜひご活用ください。
弊社はGoogle広告やYahoo!広告などのWEB広告の代行運用や改善提案などを行っています。
管理画面を見ただけだと何を改善すればいいのかわからない。なかなか改善されないというお悩みをお持ちの方は、是非一度ご相談ください。