広告見出しや説明文に追加で表示される広告表示オプションという機能があります。
表示される情報量が増えるため視認性が向上し、クリック率が上がる効果が見込まれます。
広告表示オプションは広告ランクの算出にも考慮されているため、設定しておいた方がよいと言われています。
しかし設定していない場合や機会損失に備えて、Googleではこの広告表示オプションを自動生成する機能があります。
本記事では「広告表示オプション(自動)」の機能と注意すべき点についてご紹介いたします。
■広告表示オプション(自動)とは
広告表示オプション(自動)とは、Google広告システムが特定の広告表示オプションを自動生成する機能です。
この機能は広告の掲載結果が向上すると見込まれる場合に表示しますので、手動で設定している場合でも表示されることがあります。
手動での広告表示オプション設定数が少ない場合や設定していない場合、審査落ちしたまましばらく非有効な状態である場合などにこの機能が有効です。
現在(2022年6月)設定できる広告表示オプション(自動)は以下の項目です。
- 動的サイトリンク
- 動的コールアウト
- 動的構造化スニペット
- アプリリンク自動表示オプション
- 住所自動表示オプション
- 動的画像表示オプション
- 長い広告見出し
- 販売者評価 ※広告表示オプション(自動)のみ。表示要件あり。
■広告表示オプション(自動)の注意点
クリック率の向上や機会損失を防ぐメリットがありますが、使用には注意が必要です。
自動生成のため意図しない広告表示オプションが配信されることがあります。
広告内容を詳細に管理する場合はこの機能をオフにしておくとよいでしょう。
次に、現在の機能の設定状況の確認方法とオフにする方法をお伝えいたします。
■広告表示オプション(自動)の確認、オフにする方法
以下の手順で設定確認、機能をオフできます。
※オン/オフはアカウント単位で反映しますので、オフにするとすべての広告で広告表示オプション(自動)は表示されなくなります。
- ページメニューで [広告と広告表示オプション] のプルダウンから、 [広告表示オプション] をクリックします。
- ページをスクロールし下部の[広告表示オプション(自動)]をクリックします。
- 画面右上の[詳細]をクリック、[詳細設定]を選択します。
- 広告表示オプション(自動)のオン/オフ状況が確認できます。
- オフにする広告表示オプションをクリックし、[オフ]を選択します。
- オフにする理由をプルダウンから選択、追加のコメント(コメントは任意)を記載し[保存]を押して完了です。
■まとめ
注意点で記載した通り、広告表示オプション(自動)は自動生成されるため、意図しない広告表示オプションが配信されることがあることを考慮したうえで機能の使用を判断しましょう。
伝える情報を管理したい場合は自動生成は控え、手動のものを設定を優先し様子を見ながら導入していくのも一つの方法です。
弊社では機能の導入メリット、デメリット、リスクなども考慮しながらリスティング広告の運用支援、ご提案を行っています。
現在広告運用を行っているが、成果が出ない、運用方法を相談したい場合は是非一度お問い合わせください。