Web広告が同じユーザーに何回表示されるか、どれくらいの間隔で表示されるかは広告主側で調整ができます。
ユーザーが広告に触れる間隔のことをリーセンシーと呼びます。
間隔を最適化することで広告の効果も変わってくるため、リーセンシーの設定は重要です。
今回はリーセンシーを中心に、フリークエンシーやリーセンシー効果の違いについてもご紹介していきます。
■リーセンシーとは
Web広告におけるリーセンシーは、ユーザーが広告に触れる間隔(期間)のことを指します。
ユーザーがある広告に触れてから再度広告に接触するまでの期間のことをリーセンシーといいます。
一般的に広告は期間を空けずに配信したほうがコンバージョン率が高くなりやすく、逆に期間を空けすぎるとコンバージョン率が低くなる傾向があります。
広告を運用していくなかで適切な間隔に調整することが効果的です。
■リターゲティング広告によるリーセンシーの活用
リーセンシーは、よくリターゲティング広告(Google広告ではリマーケティング広告)に使用されます。リターゲティング広告とは、一度サイトなどに訪れたユーザーに対して配信する広告です。
サイトを訪れているユーザーは商品やサービスに対して興味・関心が高い傾向にあり、見込み客である可能性が高くなります。
リターゲティング広告ではサイトを離脱してから何日間までのユーザーを対象とするかを決めることができるため、リーセンシーの短いユーザー、長いユーザーでアプローチを変えることができます。
また、リーセンシー期間の見直しや、一定期間以上のユーザーは除外することもできます。
商品やサービスの特徴によって検討期間の長さは変わってくるので、運用しながら調整していくことをおすすめします。
■リーセンシーと似ている言葉について
リーセンシーと名前や意味が似ている言葉に「フリークエンシー」と「リーセンシー効果」があります。混同しがちなのでそれぞれの言葉の意味を簡単にご紹介します。
<フリークエンシーとは>
似た言葉にフリークエンシーがありますが、フリークエンシーはユーザーが広告に触れる接触頻度(回数)のことを指します。
詳しくは以下の記事でご紹介しておりますのでご確認下さい。
インターネットを利用していると、同じ広告が何度も表示されて不快に感じたことはありませんか。せっかく広告を出しても、ユーザーに不快感を与えてしまうと逆効果になります。そこで役立つのが、1ユーザーに対してどれくらい広告が表示されるか確認[…]
フリークエンシーを設定する理由は、広告が高頻度で表示されることによるストレスを減らす目的があります。
広告がよく表示されれば記憶には残りやすいですが、あまりに表示されすぎるとユーザーは広告に対して嫌悪感を示す可能性があり、そういったリスクを減らすためにフリークエンシーを設定します。
<リーセンシー効果とは>
リーセンシー効果という言葉がありますが、こちらはリーセンシーとは意味が異なります。
リーセンシー効果は、直前に接触した広告が購買に影響を与える効果のことを指します。
例えば、店に入る前にスマホで見た広告の商品が気になりつい買ってしまった。レジ横のPOPを見て手に取ってしまった。などといった経験がそれにあたります。
■まとめ
リーセンシーを適切に設定することによってユーザーの広告への感じ方は変わってきます。
リターゲティング広告を行う際は、ユーザーの検討期間やストレスがかからないように考慮して設定してみてください。
また、弊社ではWeb広告の運用代行サービスやご相談を承っております。
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