自社でメールマーケティングを行おうと思っている場合、まずはどうやって行えばいいのか知りたいと思います。
一度に大量のメールを行ったり、分析を行うにはメール配信システムの導入が重要になります。
今回はメール配信システムの概要と、メリットについて解説します。
■メール配信システムとは
メール配信システムとは、システムに登録したメールアドレスに対し、メールを大量送信するシステムです。
その他、開封率などの分析を行う、ユーザーの特徴によってメール内容を変えて送り分けができるなど、手作業で管理するのに向いていない作業を行ってくれるのがメール配信システムです。
■メール配信システムを利用するメリット
メール配信システムを導入することによって得られるメリットは以下のような内容になります。
・メールアドレスの手入力が不要
メールアドレスは一度登録すれば、システムの中に保存されるので、毎回メールアドレスを入力する必要がなく、時間の削減になります。
また、送信先のミスなどヒューマンエラーを減らすこともできます。
・一度に大量送信ができる
通常のメーラーは、大量送信ができる設計にはなっていません。メーラーはあくまで相互コミュニケーションを目的としているので、大量送信すると届くまでに時間が掛かってしまったり、スパム判定される恐れがあります。
その点メール配信システムは大量のメールリストに対し、一斉にメールを送ることができます。
・セグメント配信ができる
セグメント配信は、保有するユーザーリストから、メールの内容や目的に合わせて送るユーザーを選別することができます。
例えば、メールの特集内容に合わせて、ユーザーの性別と年齢を絞って配信するといった形になります。
・ステップメールが送れる
ステップメールは、送信側のシナリオに沿って内容を変え、タイミングを決めて送ることができるものです。
例えば、資料ダウンロードを申し込んでもらったユーザーに対しステップメールを送るとします。
最終目標が「イベントやセミナー参加につなげる」ことだったとして、申し込み直後にお礼メールを送り、数日後、他の関連資料のダウンロード案内、その後1週間後、2週間後、1ヵ月後と、メール内容を変えてメールを送ることで集客につなげる手法です。
・メール配信後の分析が簡単に行える
メール配信システムを利用していれば、別途分析ツールを導入したりすることなく、メール配信後の効果測定ができます。
メール配信後の効果測定は欠かせないので、分析のし易さは重要です。
■メール配信システムの利用形態
メール配信システムには大きく分けて「オンプレミス型」と「クラウド型」という二種類があります。
それぞれの特徴を紹介していきます。
「オンプレミス型」
オンプレミス型のメール配信システムは、自社内でサーバーやシステムを構築、運用を行う形のことです。
オンプレミス型は独自のシステムになるので、クラウド型よりもカスタマイズ性が高く、自由な運用が可能になります。
また、セキュリティ面でも社内で対策が可能となるため、外部への情報漏洩のリスクを減らすことができます。
ただし、導入する際に費用や時間のコストがクラウド型に比べ高くなります。
導入後に関しても専門的な知識が必要となるため、運用・管理を外部に委託するケースも多いです。
「クラウド型」
クラウド型のメール配信システムは、他社が構築したオンライン上のシステムやサービスを借りてメール配信を行う形になります。
メール配信以外にもクラウド型のサービスは増えているため、想像もしやすいかと思います。
クラウド型は導入する際の費用や時間のコストがオンプレミス型に比べ低く、導入やシステムの運用自体は行わないので専門知識も必要なく、配信部分のみを担うこととなります。
カスタマイズは制限されてしまうため、できることに限りがあります。
また、セキュリティ対策もシステム提供側の管理となります。
■まとめ
メール配信システムを使用すれば、自社の商品やサービスをアピールする機会も広がります。
今回紹介したオンプレミス型やクラウド型のそれぞれのメリットや、製品ごとに比較検討してどのメール配信システムを使うか参考にしてみて下さい。
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MMSは今回紹介したメール配信システムとは違う、独自のサービスになります。
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