広告運用する際、誰に広告を配信するかを絞り込むことによって、より広告の成果を高めることが出来ます。
ターゲティングには色々な種類がありますが、オーディエンスターゲティングを設定すれば興味・関心や購買意欲の高いユーザー、子供の有無やライフイベントに合わせて広告が配信出来るようになります。
今回はディスプレイ広告におけるオーディエンスターゲティングの種類や設定をGoogle広告、Yahoo!広告それぞれからご説明致します。
オーディエンスターゲティングとは?
オーディエンスターゲティングとは、「人」のデータに基づいたターゲティング手法のことです。
広告の商材に対して興味・関心や購買意欲の高いユーザー、またライフイベントや属性を絞って広告が配信出来ます。
豊富なカテゴリから関心傾向やその他の条件(車の購入を考えている、広告主様のサイトやアプリを利用したことがあるなど)を選択すると、そのカテゴリに当てはまると思われるユーザーにターゲットを絞って広告が表示されます。
Yahoo!広告でのオーディエンスターゲティング設定
Yahoo!広告では主に以下の3つのオーディエンスが設定出来ます。
- 興味関心…商品やサービスに興味関心が高いユーザーに対して広告を配信します。潜在層へのリーチが可能になります。
- 購買意欲…商品の検索やカートに入れるなどの購買検討を行っているユーザーに対して広告を配信します。顕在層へのリーチが可能になります。
- 属性・ライフイベント…家族構成や年収、学歴や仕事など特定の属性を持っているユーザー、もしくは就職や結婚などのライフイベントを迎えるユーザーに対して広告を配信します。
左側のメニューから編集する
※新しい広告画面からの設定方法となります。
- 管理画面のサイドバーより「オーディエンスカテゴリー」を選択します。
- [編集]をクリックします。
- 設定する該当キャンペーン内の広告グループを選択します。
- 「興味関心(潜在顧客の集客、ブランド認知)」「購買意向(見込み顧客へのアプローチ)」「属性・ライフイベント(顧客層を指定したアプローチ)」内から、設定したいカテゴリーにチェックを入れます。
※チェックを入れたカテゴリーは右側に表示されます。 - [設定]ボタンをクリックします。
広告グループ作成画面または設定画面から編集する
- 広告グループ作成ページへ移動します。
- 「ターゲティング」内の「オーディエンスカテゴリー」にて[オーディエンスカテゴリーを指定して配信]にチェックを入れます。
※チェックを入れたカテゴリーは右側に表示されます。 - 「興味関心(潜在顧客の集客、ブランド認知)」「購買意向(見込み顧客へのアプローチ)」「属性・ライフイベント(顧客層を指定したアプローチ)」内から、設定したいカテゴリーにチェックを入れます。
- [作成]または[保存]ボタンを押す。
探し方のコツ
・カテゴリー名の右にある「∨」をクリックすると、下位カテゴリーを表示できます。
例)ビジネスサービスの右「∨」をクリックすると、下位カテゴリーとして「クラウドサービス」と「広告、マーケティングサービス」が出てきます。
・オーディエンスカテゴリー名で検索する場合は、検索欄に語句を入力し、虫眼鏡ボタンを押してください。
・各カテゴリーに表示される数字は「リーチ数」です。
Google広告でのオーディエンスターゲティング設定
Google広告でのオーディエンス設定では他にも設定できる項目がありますが、今回は以下の3つについてご説明致します。
- ユーザーの属性…子供の有無や、配偶者の有無など、ユーザーの家庭環境によって広告配信設定が出来ます。
- ユーザーの興味や関心、習慣…興味や関心の高いユーザーや、生活習慣などに基づいて広告が配信されます。
- ユーザーが積極的に調べている情報や立てている計画…ユーザーの購買意欲に基づいて広告を配信したり、またライフイベントに合わせて広告を配信することが出来ます。
左側のメニューから編集する
※新しく追加する場合はオーディエンスマネージャーから作成できます。
- 左側メニューの「オーディエンス」>「オーディエンス」を選択します。
- 鉛筆マークをクリックします。
- [オーディエンスを編集] をクリックします。
・以前に作成したカスタム オーディエンスがある場合は、ここに表示されます。
・新しいカスタム オーディエンスを作成する場合は、プラスボタン をクリックします。 - 広告グループを選択します。
- 「ユーザーの属性(詳しいユーザー属性)」「ユーザーの興味や関心、習慣(アフィニティ)」「ユーザーが積極的に調べている情報や立てている計画(購買意欲強、ライフイベント)」のカテゴリー内から、設定したいカテゴリーをクリックします。
- 設定したいカテゴリーにチェックを入れます。チェックをしたカテゴリーは右側に移動します。
- [保存]をクリックします。
オーディエンスマネージャーから設定する。
- 右上にあるツールアイコンをクリックします。
- [共有ライブラリ]から[オーディエンスマネージャー]を開きます。
- 上部のメニューで [カスタム オーディエンス] ページを選択します。
- 新しいカスタム オーディエンスを作成する場合は、プラスボタンをクリックします。
- カスタム オーディエンスの名前を入力します。
- 「これらのいずれかの興味 / 関心や購入意向を持つユーザー」にチェックを入れます。
- 下の検索欄からキーワードを入力し、候補で出てきたカテゴリーを追加します。
- [ユーザー層を保存]をクリックします。
まとめ
今回はオーディエンスターゲティングについてご説明致しました。
設定によって潜在層や顕在層に分けて配信出来るようになったり、特定のライフイベントを迎えたユーザーに向けて広告を配信するなどより高度な広告配信が可能になります。
是非、実際にカテゴリーの種類などを確認し自社の広告に合った設定を見つけてみて下さい。