ユーザの検索キーワードに対して広告を配信するリスティング広告の特性上「キーワード選び」は非常に重要です。
最近ではGoogleのスマートアシストキャンペーンのように、目的やリンク先などのいくつかの情報を設定するだけでGoogle広告を開始できるようになってはいますが、BtoBの場合企業や商品・サービスにより固有のキーワードが使われる場面も多いため、今回は自分自身でキーワード選定をして行く流れをご紹介します。
キーワードの選び方の概念や使用するツールに関して
ターゲットや広告の運用目的などを考慮したキーワードの選び方や、キーワードの検索数などを調べるためのツールであるキーワードプランナー・キーワードアドバイスツールの使い方は以前にご紹介しておりますのでそちらをご参考ください。
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実際のキーワードを用いたキーワードの選び方
今回は「温度センサー」を扱っている企業がリスティング広告のキーワードを選定した場合を想定して流れをご紹介します。
(※キーワードプランナーの利用が可能な環境での説明となります)
1)キーワードプランナーでキーワードを見つける
キーワードプランナーの「新しいキーワードを見つける」を利用します。
2)軸となるキーワードを入力する
キーワードから開始に今回は軸となるキーワードの「温度センサー」と入力をして「結果を表示」をクリック。
3)キーワードを選定する
表示されたキーワードから検索ボリュームの傾向や関連性のあるキーワードの候補を確認します。
温度センサーに関連するキーワードとして「熱センサー」「温感センサー」などもある事がわかります。
また、上部の「検索結果を拡張」も確認して、追加できるキーワードが無いか確認します。
これで、まずはセンサーに関連するキーワードの選定ができます。
4)ビジネスにマッチしたフレーズキーワードを追加
センサーを販売している企業であれば「温度センサー 購入」「温度センサー 販売」
といった購入系キーワードや「温度センサー 価格」「温度センサー 値段」
などの価格系キーワードを組合わせたり、
「温度センサー 接触式」「温度センサー 非接触式」や「温度センサー 電気式」「温度センサー 機械式」
といった製品の特性を考慮したキーワード等を組合わせて、ユーザが探している商品やサービスと自社が提供できる物にできるだけマッチさせます。
軸となるキーワードを含まないキーワードも考慮する
「温度センサー」「熱センサー」「温感センサー」などのキーワードと「購入系」「製品特性系」キーワードを組合わせる事である程度検索ユーザに対してリスティング広告の出稿は可能となりますが、
「表面温度 測定方法」「温度計」「サーミスタ」のように「センサー」は含まないが、検索時にユーザが検索する可能性があるキーワードもあるので、これらのキーワードも選定できるとより効果的なリスティング広告の出稿ができるようになります。
ただ、あまりにも検索数が少ないキーワードの場合、「検索ボリュームが少ない」と表示され広告配信が抑制されてしまうことがあります。このようなキーワードが大量に設定されているとレポートが見づらくなり効果検証がしづらくなります。
やみくもにキーワードを考えるのではなく、ある程度検索がある(ユーザに需要がある)キーワードなのかも考慮しながらキーワード選定を進める必要があります。
まとめ
BtoBの場合、普段の生活では使わないキーワードで検索をする事も多く、業界のことを理解している必要があります。
弊社では製造業や建築業に特化したデジタルマーケティングをご提供しております。お気軽にお問合せください。