リスティング広告とは、検索エンジンを使用して検索した際に検索結果に表示される広告のことを指します。
また、リスティング広告を構成する要素はいくつかあり、それぞれ役割や入稿可能な文字数などが異なります。
今回はリスティング広告を構成しているタイトルや広告文などについて、詳しくご紹介いたします。
■テキスト広告とは
Google広告でのテキスト広告の基本構造
Google広告におけるテキスト広告は、見出し1、2、3。説明文1、2。リンク先。パス1、2。で形成されています。
見出し1、2、3
見出しは3つまで設定でき、半角で30文字、全角で15文字以内の文章を設定できます。
説明文1、2
説明文は2つまで設定でき、半角で90文字、全角で45文字以内の文章を設定できます。
説明文1から順番に設定した文章が掲載されます。
リンク先
広告をクリックした際に表示されるサイトのURLになります。
パス1、2
パスとは、リンク先の場所をURLに続いてサイト内の詳細を説明できるものになっています。
あくまでこの項目は任意の設定となっており、必須設定項目ではありません。
小文字で15文字、全角で7文字以内で設定できます。
また、以前までのテキスト広告は、見出し1、2。説明文1.リンク先。がテキスト広告での基本構造でしたが、2018年秋ごろより「見出し3」と「説明文2」が追加、説明文の文字数も90文字に拡張されました。
未だ、広告の設定として「見出し1、2。説明文1.リンク先」のみでも設定と掲載は可能となっておりますが、追加で設定することによって掲載領域が拡大されますので設定されることをお勧めします。
Yahoo広告でのテキスト広告の基本構造
Yahoo広告におけるテキスト広告は、見出し1、2。説明文1。リンク先。ディレクトリ1、2。で形成されています。
見出し1、2、3
半角で30文字、全角で15文字以内の文章が設定できます。
説明文1、2
半角で80文字、大文字で40文字以内の文章が設定できます。
リンク先
Google広告と同様、広告をクリックした際に表示されるURLになります。
ディレクトリ1、2
Google広告におけるパス1、2にあたります。
こちらもGoogle広告と同様に、リンク先の場所をURLに続いてサイト内の詳細を説明できるものになっています。Yahoo広告においても、この項目は任意の設定となっており、必須設定項目ではありません。
Google広告とYahoo広告でのテキスト広告の構造の違い
Google広告とYahoo広告でのテキスト広告としましては、基本となるベース設定は大きな差はありません。
ですが前項でご紹介いたしましたように、Yahoo広告においてテキスト広告の拡張のリリースがまだ未定となっています。
その為、Yahoo広告にて設定できる項目がGoogle広告より少なくはなっておりますが、拡張のリリースの予定はあるので、今後Google広告と同様の設定ができるようになると考えられます。
記号の使用についてGoogle広告とYahoo広告で制限が異なっている部分はいくつかあります。
記号によってはGoogle広告、Yahoo広告での使用有無、見出しでの記号の使用有無などが異なる部分があります。
■レスポンシブ検索広告とは
レスポンシブ広告とは、テキスト広告における「見出し」と「説明文」を複数設定すると、様々な組み合わせが自動的に組み合わせられるという広告形式です。
Google広告、Yahoo広告ともに
見出しが最大15個、説明文が4個まで設定することができます。
1回の入稿でより多くの見出し、説明文の組み合わせをテストすることができます。
詳しくは下記記事をご覧ください。
Yahoo!広告では、2021年5月12日より「レスポンシブ検索広告」が導入されました。またGoogle広告では、2022年6月30日より「拡張テキスト広告」が廃止され、以降は「レスポンシブ検索広告」へ一本化されます。このような動き[…]
■広告表示オプションとは
広告表示オプションとは
これまでリスティング広告を掲載する際に、最低設定しないと広告を掲載できないテキスト広告をご紹介いたしました。
ですが、それ以外にオプション設定としてテキスト広告に合わせて設定できる広告表示オプションについてご紹介いたします。
各オプションの名称はGoogle広告とYahoo広告で異なりますので、各広告での名称もご紹介します。
また、このサービスは「オプション」ですので登録必須ではありませんが、登録することによって掲載幅を広くできたり、テキスト広告内では宣伝しきれない内容を別途で掲載できるので、更に幅広い広告宣伝ができる点もメリットの1つです。
また、全てのオプションを登録すればいいのではなく、様々な種類の広告表示オプションがあるため、自社が必要としている項目を必要な数で設定することも重要となります。
以下3つはGoogle広告とYahoo!広告で同じ性質を持つ主要な広告表示オプションとなります。
その他全種類の広告表示オプションを確認したい場合は以下の記事をご覧ください。
広告表示オプションは通常の検索広告のテキストだけでは足りない情報を追加してくれる便利な機能です。しかし、そもそも広告表示オプションとは何か、それぞれのオプションがどんな役割をしているのか「知りたい!」と困っている人もいると思います。[…]
サイトリンク表示オプション(Google広告)・クイックリンクオプション(Yahoo広告)
テキスト広告とは異なるリンクページを掲載できるオプションで、Google広告では「サイトリンク表示オプション」、Yahoo広告では「クイックリンクオプション」と呼ばれます。
『見出し1、説明文1、2』で構成されます。見出しは半角で25文字、全角で12文字以内、説明文1、2は半角で35文字以内、全角で17文字以内で、パソコンは最大6個、モバイルは最大8個設定できます。
サイトリンク表示オプション(クイックリンクオプション)はランダム配信ですので、検索される度に掲載される件数は変わることがあります。そのため、いくつか設定していてもすべてのオプションが必ず表示されるというものではありません。
また、広告の掲載順位が(ページごとで)1位以下の場合は画像のような見出しだけの表示となります。
コールアウト表示オプション(Google広告)・テキスト補助オプション(Yahoo広告)
短いフレーズをいくつか表示させるオプションが設定でき、Google広告では「コールアウト表示オプション」、Yahoo広告では「テキスト補助オプション」と呼ばれます。
半角25文字、全角12文字以内で最大10個まで設定できます。
掲載の順番や件数はこちらもランダム配信となるため、検索される度に個数、順番共に変わるものとなります。
構造化スニペット表示オプション(Google広告)・カテゴリ補助オプション(Yahoo広告)
商品やサービスに関するアピールをGoogle広告またYahoo広告から用意されている特定のカテゴリに沿ってアピールできます。
Google広告では「構造化スニペット表示オプション」、Yahoo広告では「カテゴリ補助オプション」と呼ばれます。
特定のカテゴリから1つ選ぶごとにその内容を半角25文字、全角12文字で設定することができます。
構造化スニペット表示オプション、カテゴリ補助オプションも他オプションと同様に、ランダム配信になりますので、検索される度に異なるものになります。
■まとめ
以上、Google広告、Yahoo広告のリスティング広告のテキスト基本構造とオプションをご紹介しました。
Yahoo広告におけるテキスト広告は今後、拡張リリースが予定されていますので、リリースされればGoogle広告と同様に広告枠の拡大が期待できます。
また、広告表示オプションに関しましては必須項目ではないとご紹介しました。
必須項目ではありませんが、リスティング広告として掲載している内容以外のことも広告できる点や、簡単なフレーズでさらにアピールできるので設定することをお勧めします。
Google広告、Yahoo広告においてこの広告表示オプションが設定されているかいないかはアカウントのランクに影響されることも現在考えられますので(最適化案で設定がないとアラートが出るようになっています。)、このことからも登録をお勧めしています。
弊社ではリスティング広告の改善のご相談を受け付けております。
興味を持たれた方は是非お問い合わせください。