ビューアブルインプレッションとは？定義と計測結果確認方法│BtoBデジタルマーケティングトレンド

広告運用をしていく中でインプレッションを確認することは重要です。
ですが、インプレッションだけでは本当に自社の広告がユーザーの見える範囲に表示されていたのかはわかりません。

そこで役立つ指標となるのが「ビューアブルインプレッション」です。
今回はビューアブルインプレッションについての定義や管理画面で計測結果を確認する方法をご紹介いたします。

■ビューアブルインプレッションの定義

米国の広告業界団体であるIAB（Interactive Advertising Bureau ）およびMRC（Media Rating Council）の定めたガイドラインでは以下のような定義となっています。

画像の場合面積の50%以上が画面に 1 秒以上表示された場合
（動画の場合は画面に 2 秒以上表示された場合）

この基準のベースは広告媒体にも採用されており、ユーザーの視界に入る範囲に入ったらビューアブルインプレッションが計測されます。

Google広告：画像の場合１秒、動画の場合は2秒以上面積の50％以上が画面に表示された場合。
Yahoo！広告：広告の50％以上の範囲が1秒以上連続して表示された場合。

管理画面からビューアブルインプレッションの関連の数値を確認する方法は以下の通りです。

①管理画面の表から[表示項目]をクリックする
②[視認性]のスライドメニューから該当するものをチェックする
③[適用]をクリックする

①管理画面の[ディスプレイ広告]からディスプレイ広告の管理画面を開く
②管理画面の表から[表示項目]＞[表示項目を編集]をクリックする
③[ビューアブル]のスライドメニューから該当するものをチェックする
④[適用]をクリックする

管理画面から設定できるビューアブルインプレッションの項目は複数ありますが、それぞれ以下のような内容になっています。

視認範囲のインプレッション	ユーザーの視認範囲に広告が表示された回数
視認範囲の平均インプレッション単価	ビューアブルインプレッションのうち 1,000 回あたりの平均費用
測定可能率	インプレッションの総計に対して、ビューアブルインプレッションが占める割合を示します。
測定不能なインプレッションの分布	インプレッションの総計に対して、ユーザーの視認範囲外に広告が表示されたインプレッションの占める割合
視認範囲外のインプレッションの分布	広告インプレッションの総計に対して、ユーザーの視認範囲外とみなされたインプレッションの占める割合
視認範囲のインプレッションの分布	広告インプレッションの総計に対して、ユーザーの視認範囲内とみなされたインプレッションの占める割合
測定可能な費用	測定が可能だったインプレッションの合計費用
測定可能なインプレッション	測定が可能だったインプレッションの数
測定不能なインプレッション	視認性を測定できない位置に広告が表示された回数
視認範囲外のインプレッション	視認不能とみなされた広告の表示回数

メジャードインプレッション数	ビューアブルインプレッション数の計測が可能なインプレッション数
メジャードインプレッション測定率	インプレッションに対するメジャードインプレッションの測定率
ビューアブルインプレッション数	ユーザーの視認範囲に広告が表示された（見られていると考えられる）回数
ビューアブルインプレッション率	ビューアブルインプレッション数の計測が可能なインプレッション率
ビューアブルクリック数	ビューアブルインプレッションのうち、広告がクリックされた回数
ビューアブルクリック率	ビューアブルインプレッション数のうち、広告がクリックされた割合
リーチ数（メジャードインプレッション）	期間内に1回以上のメジャードインプレッションが発生したユニークユーザー数
平均接触回数（メジャードインプレッション）	ユニークユーザー単位で発生したメジャードインプレッションの平均回数
平均接触回数（メジャードインプレッション）	期間内に1回以上のビューアブルインプレッションが発生したユニークユーザー数
平均接触回数（ビューアブルインプレッション）	ユニークユーザー単位で発生したビューアブルインプレッションの平均回数

例えばクリックが少ない場合、ビューアブルインプレッション内にあったかどうかで改善策も変わってくると思います。
そのため、ただインプレッション数を確認するだけでなく、ビューアブルインプレッションの確認も運用に組み込んでみて下さい。

弊社ではディスプレイ広告の運用、改善も行っています。
お悩みのことがあれば是非ご相談ください。